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福島美術館

沿岸部にあるわけではない。大きなミュージアムなら修復も容易かもしれない。民間の小美術館ならではの苦悩…。ただ、復興への意欲は強い。どん底から立ち上がった学芸員が再開に向けて奮闘しているのが、福島美術館だ。(取材:2012年1月11日)

地図
福島美術館
福島美術館
http://www.fukushima-museum.jp/
所在:宮城県仙台市若林区
開館:1980年6月
フロア:地上4階
震源からの距離:174Km
所在地の震度:6弱
震災時の状況:開館中
おもな被害:建築躯体に問題はないものの壁や床に亀裂が入り、雨漏りが深刻。収蔵室の資料は一時的に避難中。収蔵資料には大きな被害は無し。
再開:2012年1月現在、休館中
震災半年後のどん底
「他の場所では復興の動きが進んでいるのに、自分だけ何も見通しが立たない。2011年10月頃は職場である美術館に来るのが本当に辛かった」と話すのは、福島美術館のたった一人の学芸員、尾暮まゆみさん。

震災後の整理に忙殺されている間は良かったが、一段落すると、次にすることが思い付かない。春の企画展の準備中に起こった地震。秋の企画展も間に合わない。リピーターに一番楽しまれているお正月の企画展「新春吉例めでた掛け」も難しい。何か事前にできることがあったのではないか…。

仙台・街のちいさな美術館
まずは、福島美術館についてご紹介しよう。福島美術館といっても、立地は仙台。社会福祉法人共生福祉会の創立者である故・福島禎蔵氏(1890~1979)が寄贈したコレクションを元に、昭和55年に開館した民間の美術館である。ちなみに開館は福島県立美術館より4年早く、社会福祉法人が運営する美術館は全国的にも珍しい。

収蔵品は仙台藩藩主の資料など、近世から昭和戦前までの絵画・書・工芸品・書籍類。例年は常設展「福島家の玉手箱」のほか、春・秋・正月と、年に3回の企画展を開催していた。建物は4階建て。会議室は貸しスペースとしても使われており、小さいながらも地域に根付いている美術館である。ただ、建物は築40年に迫る古い建築であり、これが深刻な被害に苛まれることとなる。




             

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