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いわき市石炭・化石館 ほるる

常磐炭田の繁栄とともに発展した、福島県いわき市。炭田が斜陽になった後に観光地として転進を図ったいきさつは、映画「フラガール」にも詳しい。昭和中期までの同所の炭鉱の歴史と、発掘された化石類を紹介するミュージアムが「いわき市石炭・化石館“ほるる”」だ。

地図
いわき市石炭・化石館 ほるる
いわき市石炭・化石館 ほるる
http://www.sekitankasekikan.or.jp/
所在:福島県いわき市
開館:1984年10月(2010年4月に「ほるる」に)
フロア:地上2階
震源からの距離:215Km
所在地の震度:6弱
震災時の状況:開館中
おもな被害:展示物である恐竜の化石(実物とレプリカ)の一部が落下、展示を支えていた金具やワイヤーが破損し、化石展示が大きく曲がる、等。4月11日の地震による被害も大きい。
再開:2011年7月20日(水)に再オープン。
幼稚園の団体客が117名
震災当日の3月11日。この日は幼稚園からの予約が入っており、園児と引率者、あわせて117名が来館していた。

博物館の化石展示室は、来館者の頭上に化石が吊りさがるダイナミックな演出。当時の炭坑を様子を再現している模擬坑道も迫力たっぷりだが、狭くて薄暗い。

学芸員の菜花さんは「多くの園児がいるなかであの揺れになっていたらと思うと、背筋が寒くなります」と話すが、幸いにも幼稚園児の来館は午前中。震災時にはすでに帰った後だったのは幸運といえる。

当時館内には来館者、スタッフあわせて10人程度。心配された頭上の化石は、一部でワイヤーが切れるなどの被害はあったが、完全に落ちたものはなし。別の場所で落下した化石もあったが、全て囲いの中で展示していたもので、来館者の導線部は守られたことになる。

頑強だった木枠の坑道
菜花さんが次に心配していたのが、模擬坑道。常磐炭鉱125年の歴史を再現するため、丸太を頭上まで組んでトンネル状にしたものだ。

震災後に確認したところ、枠組には損傷なく、丸太のズレや落下も見られなかった。わずかな被害は、様子を再現したマネキンが倒れて足が折れるなど、坑道の枠組みとは無関係の場所だった。

この丸太の枠組の制作にあたっては、実際に炭鉱で働いていた人が監修し、当時と同じ工法で組み上げていたという。一見すると前時代的に見える昭和中期の坑道は、かなり頑強であったのだ。





             

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