東京都美術館、ルーヴル美術館所蔵古代エジプト展
上:ルーヴル美術館外観

下:センウセルト3世座像 第12王朝



展覧会紹介ページ:
NHKプロモーション
http://www.nhk-p.co.jp/tenran/louvre/


【開室時間】

9:00〜17:00(入室は16:30まで)

【休館日】
毎週月曜日(ただし、8/8、8/22、8/29、9/19は開室、9/20は休室)

【観覧料金】
 

個人

団体

一般

1300円 

1000円 

学生 1100円  700円 
高校生 600円  450円 
※団体は20名以上

【交通アクセス】

住所:東京都台東区上野公園8-36
JR「上野駅」公園口より徒歩7分
京成電鉄「上野駅」より徒歩8分
東京メトロ銀座線・日比谷線「上野駅」7番出口より徒歩8分

東京都美術館
イベントスケジュール


ミュージアム・イベントスケジュール
2005-2006
全国の博物館園のイベントが検索できます(提供:Internet Museum


◆ 子ども記者会開催! ◆

  本展では、内覧会に先立ち『子ども記者会』が開催されました。

  子ども記者会は、小学生から高校生までの児童・生徒が、展覧会を取材するものです。参加者は、主催者からの挨拶、取材のマナーと方法、展覧会のみどころを聞いたあと、実際に展示室内を取材し、写真撮影などを行います。また、本展を監修したルーヴル美術館学芸員のギーメット・アンドルさん、倉敷芸術科学大学教授の鈴木まどかさん、東京都美術館学芸員の行吉正一さんへのインタビューも行われました。

  インタビューでは、「棺(ひつぎ)の色が鮮やかに残っているのはなぜですか?」「スカラベが多くつくられているのはなぜですか?」「展覧会にかかった費用はいくらですか?」「ファラオのIQはどのくらいですか?」など、子どもたちからさまざまな質問が投げかけられ、なごやかに、また活発にインタビューが行われました。

 後日、各学校の校内新聞や校内放送で、取材した内容を発表する子どもたち。展覧会で得た感動を子どもたちはどのように伝えるのでしょうか?

東京都美術館、真室佳武館長による主催者あいさつ
東京都美術館、真室佳武館長による主催者あいさつ

展覧会取材の模様
展覧会取材の模様

インタビューの模様
インタビューの模様


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東京都美術館「ルーヴル美術館所蔵古代エジプト展」、2005年8月2日から10月2日まで開催

【会場】 東京都美術館 企画展示室
東京都台東区上野公園8-36
【主催】 東京都美術館、NHK、NHKプロモーション、東京新聞
【後援】 外務省、文化庁、フランス大使館
【監修】 クリスチアヌ・ジグラー(ルーヴル美術館エジプト部門部長)
ギーメット・アンドル(ルーヴル美術館エジプト部門主任学芸員)
鈴木まどか(倉敷芸術科学大学教授)

チケットプレゼント! 本展ご招待券を5組10名様にプレゼント!
プレゼントの応募は7/31(日)を持ちまして締め切らせていただきました。ご当選者への発表は、発送をもってかえさせて頂きます。たくさんのご応募ありがとうございました

美の殿堂、ルーヴルが誇る古代エジプトコレクション!
作品 カバの小像
カバの小像
中王国時代 高さ5.7cm
ルーヴル美術館蔵

 本展では、このたび、ルーヴル美術館の古代エジプトコレクションが日本で初めて本格的に公開されます。
 数の豊富さと質の高さで名高いコレクションですが、古代エジプト史を解明する上で、他に無い輝かしい側面を持つことは意外に知られていません。19世紀、砂に埋もれた古代エジプト文明を再発見したのは、初代館長のドゥノンをはじめ、ヒエログリフ(神聖文字)の解読者として有名なシャンポリオン、カイロ博物館の前身を創設したマリエットなど、ルーヴルの学者たちであり、このコレクションはその功績を物語っているのです。
  約5万5000点に及ぶ膨大なルーヴルのエジプトコレクションは、世界的に見ても、ナイル川流域の古代人とその生活を研究するための主要な情報源と言えます。
  本展覧会は、エジプト学に多大な功績のあったルーヴルの学者たちのゆかりの遺物を紹介するとともに、彼らが解明した「古代エジプト人とその生活」に焦点を定め、選りすぐりの名品約200点を通して、古代エジプト人の生活観や人間像を紹介いたします。
  シャンポリオンたちが開いた古代への扉を通して、古代エジプトの人々と対話してみませんか?
 
(展覧会パンフレットより抜粋)

 

 
東京都美術館学芸員、行吉正一さん 東京都美術館
学芸員 行吉正一さん
   「ルーヴル美術館所蔵 古代エジプト展」のみどころとその魅力について、東京都美術館学芸員の行吉正一さんにお話を伺いました。

 今回の展覧会は、さまざまな遺物を通して、古代エジプト人の生活や考え方に近づくことのできる展覧会だと言います。展示品には、一般の市民の生活や身なりを表したものも出品され、当時の社会のあり方や、人々の生活を垣間見ることが出来るそうです。
  『展示品にはほぼすべてに易しい解説文をつけています。そうした解説も参考に、古代エジプト人の生活を感じとっていただけると良いですね。』


  また、本展では、徹底した湿度・温度の管理とともに、展示室のデザインや照明の効果によって、古代エジプトの思想や彼らの遺物を、より分かりやすくまた美しく見せるよう演出が施されているそうです。
  『今回出展されている作品には、ヒエログリフ(エジプトの古代文字)が描かれているものがたくさんあります。そうした細かい部分にも注目して欲しいですね。また、照明に浮かび上がるなめらかなレリーフも実物ならではの感動があると思います。
  何か大きな目玉の展示物がある、という展覧会ではないのですが、ひとつひとつの品をじっくりと見て、感じていただければと思います。』



展覧会レポート

会場風景

展示室風景
展示室風景
展示室風景

展示室風景

レポート

展示室風景
第一章 ルーヴルとエジプト学
第二章 エジプト人の素顔に迫る
第三章 人生を謳歌するエジプト人
第四章 働くエジプト人
第五章 ファラオ:半神半人
第六章 エジプト人と神々
第七章 エジプト人と死

    2005年8月1日(月)、取材班は東京都美術館で行われた「ルーヴル美術館所蔵 古代エジプト展」を訪れました。
 本展は、世界有数のコレクションを持つルーヴル美術館のエジプト・コレクションから選りすぐりの200点が紹介されるとともに、エジプト学の基礎を築いたルーヴル美術館の先人たちを紹介する展覧会です。

  第一章では、古代エジプト文明を再発見したルーヴル美術館初代館長のドゥノン、ヒエログリフを解読したシャンポリオン、カイロ博物館の前身を創設したマリエットらの肖像や、ゆかりの遺物が展示されています。現在に至る圧倒的な質・量を誇るエジプト・コレクションの礎をなした学者たちの功績に触れることが出来ます。
ヒエログリフを解説したシャンポリオンが購入した「ジェドホルの石棺の蓋」が展示された一室 ヒエログリフを解説したシャンポリオンが購入した「ジェドホルの石棺の蓋」が展示された一室

エジプト人の生活をしのばせるさまざまな展示品が並ぶ
エジプト人の生活をしのばせるさまざまな展示品が並ぶ

色鮮やかに観る者にせまる3000年以上も前の遺物
色鮮やかに観る者にせまる3000年以上も前の遺物

    第二章からは、彼らが解明した「古代エジプト人とその生活」を展観するさまざまな遺物が紹介されています 。
  美しいレリーフや肖像、ステラ(石碑)からは当時の風俗、例えば鬘(かつら)や服装、儀式の模様や、エジプト人が理想化した人物像、「美」の象徴的なイメージを見ることができます。また、手鏡や櫛、かみそり、壷や鉢、皿などの日用品には古代エジプト人の確かな生活の跡を感じます。農耕作場面の模型や犂(すき)の模型など、働く姿をしのばせる遺物も紹介されています。

  第五章では、ルーヴルのエジプト・コレクションの中でも主要作品とされる「センウセルト3世像」が登場します。おだやかな顔をした「アメンヘテプ3世像頭部」も目を奪われる作品です。堂々とした王の肖像や美しく彫られたレリーフには、絶対的な権力を誇ったファラオの力と存在感を感じることができます。また、展示品には様々な動物が登場します。ネコやイヌ、カバ、ヘビなどは、神々をかたどった神聖な遺物です。これらの品にはエジプト人の信仰や文化に深く結びついていた動物神崇拝が刻まれています。
  最後の章は、エジプト人にとって大切な概念であった「死」の章です。ここでは、死による再生を信じたエジプト人の、肉体と魂を守るあくなき追求、そして根源的な死生観を感じることができます。棺をはじめ貴重なパピルスや死者の書が展示されています。

  展覧会を通じ、改めて驚かされるのは、3000年以上も前の遺物が今なお鮮やかに生き生きと存在していることです。「美」を追求し、再生と復活を願い、自らの道を突き進んだエジプト人の魂は、彼らが望んだ通り、再生し生き続けていると言えます。今なお、エジプト文明が人々の心を捉えるのは、そこに古代エジプト人の精神が確かに息づいているからなのでしょう。
 3500年におよぶ古代エジプト文明との壮大な出会い。そして、そこに生きた人々の息吹を、ぜひ本展で感じてみてください!
 
メッセージ

ギーメット・アンドルさんを囲んで 「ジェドホルの石棺の蓋」の前にて
左から
ベルナール・ドゥ・モンフェランさん(駐日フランス大使)
ギーメット・アンドルさん
(ルーヴル美術館エジプト部門主任学芸員・本展監修者)
アリーヌ・シラさん
(ルーヴル美術館文化推進局長)


◆記念講演会

日時:2005年9月10日(土) 
    14:00〜15:30
講師:鈴木まどか(倉敷芸術科学大学教授・本展監修者)
会場:東京都美術館 講堂
定員:240名/入場無料(先着順)
※当日13:00から整理券配布予定
お問合せ:
東京都美術館 事業係
(TEL.03-3823-6921)

    内覧会に先立ち行われた子ども記者会(左記参照)にて、本展監修者のギーメット・アンドルさん、鈴木まどかさんからメッセージをいただきました。

 『古代エジプトの展示品は、見る人の年齢や知識のレベルに関係なく、どの人もそれぞれに応じて鑑賞できるものです。ぜひ、そうした観点から色々なものを鑑賞して欲しいと思います。 また、展示品は古く、エジプトは遠い場所ですが、古代エジプトの人たちが日常生活のなかで考えていたことや悩んでいたことは、現代の私たちにも近く、通じています。そういったこともぜひ感じてください。』

― ギーメット・アンドル
(ルーヴル美術館エジプト部門主任学芸員)


  『今回の展覧会のテーマはエジプト人であり、その「顔」にも着目してみてください。エジプト人は、瞬間的な表情、例えば怒った顔や笑った顔ではなく常に静かな顔をしています。それは、古代エジプト人が、移ろいやすいものではない、「永遠の生命」をめざした文化であったからと言えます。おだやかな顔をした棺や彫像などから、古代人の永遠を求めた考え方を感じ取っていただければと思います。』

― 鈴木まどか
(倉敷芸術科学大学教授)

(取材・文:インターネットミュージアム事務局)

【関連番組のご案内】

8/26(金) 22:00 〜 22:25
NHK教育テレビ 「世界美術館紀行」 

9/11(日) 23:00〜24:00 
NHK衛星第2テレビ 「迷宮美術館」
追跡!古代エジプトのマエストロ〜出張!東京都美術館「古代エジプト展」〜


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