NAOSHIMA STANDARD2 チラシ

地図

【交通アクセス】

<岡山〜宇野〜直島までの交通>
・タクシーをご利用の場合は岡山駅より宇野港までご乗車ください。(約50分)
・特急バスは岡山駅表口バスターミナル8番より「渋川・玉野・瀬戸内国際マリンホテル行き」(両備バス)で「宇野駅」下車。(約60分)
・JR瀬戸大橋線ご利用の場合は茶屋町駅にて乗換えが必要です。JR宇野線の場合は直通があります。「宇野駅」下車。(約60分)
・宇野駅より宇野港まで徒歩5分
・宇野港より四国汽船の定期フェリー、定期小型船をご利用ください。(約20分)
<高松〜直島までの交通>
高松港より四国汽船の定期フェリーをご利用ください。(約60分)
なお、会期中の金・土・日・祝日は、高松港〜直島間の「瀬戸内アートシャトル便」が就航しています。
<直島内での移動>直島直営バスをご利用ください。


本イベント詳細情報


ミュージアム・イベントスケジュール
2006-2007
全国の博物館園のイベントが検索できます(提供:Internet Museum


●ボランティアスタッフ募集中
「NAOSHIMA STANDARD2」では、運営スタッフ、コメづくりスタッフを募集しています。詳しくはWebをご覧ください。

●宿泊予約受付中
2006年5月に新宿泊棟がオープンしたベネッセハウス。インターネットで予約を受け付けています。
http://www.naoshima-is.co.jp

【お問い合わせ】
NAOSHIMA STANDARD 2オフィス
〒761-3110 
香川県香川郡直島町850-2
電話 : 087-892-2887



※インターネットのホームページからの資料のコピー、複製、再出版、アップロード、掲示、電送、配布、資料の変更、その他の目的への利用は著作権、その他の所有権の侵害となります。このホームページを利用された場合には、この使用条件に同意されたものとみなします。

本ページはインタ−ネットミュージアムにより制作管理されております

office@museum.or.jp
「NAOSHIMA STANDARD2」川県直島および直島諸島 2006年10月7日(土)〜12月24日(日)、2007年2月24日(土)〜4月15日(日) 

【会期・時間】 2006年10月7日(土)〜12月24日(日)
2007年2月24日(土)〜4月15日(日)  (112日間)
10:00〜17:00
【会場】 香川県直島および直島諸島
【公式サイト】 http://www.naoshima-is.co.jp/standard2006
【参加アーティスト】 上原三千代、大竹伸朗、小沢剛、川俣正、草間彌生、
妹島和世+西沢立衛/SANAA、デイヴィッド・シルヴィアン、
杉本博司、須田悦弘、千住博、三宅信太郎、宮本隆司
【観覧料金】 大人 2000円(学生証提示の場合1500円)
12歳以下無料
*連続する2日間有効
*「きんざ」を除く家プロジェクトの鑑賞料も含む
*同展チケットの提示により、ベネッセハウスミュージアム鑑賞料金が50%割引
チケット販売:ベネッセハウス、本村ラウンジ&アーカイブ、地中美術館、四国汽船チケットセンター(直島、高松、宇野)、ほか直島内各所

共催:株式会社ベネッセコーポレーション・財団法人 直島福武美術館財団
協力:直島町、三菱マテリアル株式会社直島製錬所、四国汽船株式会社、両備バス株式会社
後援:香川県、岡山県、高松市、玉野市、エコアイランドなおしま推進委員会、財団法人福武文化振興財団、財団法人福武学術文化振興財団
総合プロデューサー:福武總一郎(株式会社ベネッセコーポレーション代表取締役会長、ベネッセアートサイト直島代表、財団法人直島福武美術館財団理事長)
キュレイター:秋元雄史(地中美術館館長、ベネッセアートサイト直島アーティスティックディレクター)

 「アートの日常化」へ
NAOSHIMA STANDARD2 総合プロデューサー
福武總一郎

  直島スタンダード2 今回の「NAOSHIMA STANDARD2」では、「アートの日常化」に取り組みたいと考えています。アートを、美術館という枠組みの中で見るだけではなく、私たちの生活の中に置き、それを欠かせないものだと実感するとき、作品は単なる装飾品ではなく、「自分はそれについてどう考えるのか、なぜそう思うのか」を問い掛けてくる存在になるはずです。

 
 
「NAOSHIMA STANDARD2」の主な舞台となるのは本村地区ですが、ここでは、日本の原風景ともいうべき町並みに人々の生活が息づいています。先祖代々に伝わる家屋に住み、庭を手入れして四季折々の草花を楽しみ、家族や近隣に住み人々を思いやり、挨拶を交わす暮らしぶりは、私たちが忘れてはならない、日本の精神性の美しさです。

そのような日本の家屋とそこでの暮らしの中で、いかにアートを、装飾ではなく意味あるものとして位置づけるのか、どのようなメッセージを見る人に伝え、考えさせるのか。各アーティストと私は、この点についてさまざまに意見を交わしました。その結果が、今ご覧になっている「NAOSHIMA STANDARD2」です。それぞれの作品と、それを取り巻く直島という場所が、来られた方々の心に何かを残し、考えさせる機会になれば幸いです。そして、「アートは、地域を元気にする」ことを実感していただければと思います。日本の地方の多くが抱える人口減や高齢化といった問題は、直島にもあります。しかし大規模な開発ではなく、自然や歴史も尊重されつつ、現代アートが地域に入り込むことで、地域は元気になる。私はこれまでそう信じて直しまでのアート活動を行ってきました。今回の展覧会は、その信念をさらに推し進めるものです。「NAOSHIMA STANDARD2」によって、直島をもっと元気にしたい−。これが私の一番の願いです。

 



直島スタンダード2 レポート

外観
宮浦港のフェリーと、降り立つ人々を迎える展覧会のサイン(写真手前)。白いコーン型のサインは、会期中、島の各地に置かれている


直島・・・瀬戸内に浮かぶ約7.8平方キロメートルの島。香川県・直島町には約3500人が暮らす。のり・はまちなどの養殖漁業や工業が盛ん。島の南側の海岸は瀬戸内海国立公園に指定されている。
□直島町ホームページ
http://www.town.naoshima.kagawa.jp/


    瀬戸内に浮かぶ島、香川県の直島では現在、島全体を使った大型企画展「NAOSHIMA STANDARD2」が開催されています。本展は、直島では、2001年の「THE STANDARD」以来、5年ぶりとなる企画展です。今をときめくアーティスト11名1組による、「風景をつくる」ことをテーマとした作品が島の各地に展示されています。作品のほとんどは、本展覧会のために制作されました。大自然の中や、古くからの家並みが残る地区など、さまざまな場所に設置された作品は、道行く人の目を惹きつけ、島全体を元気づけています。独自のアートプロジェクトや、積極的な情報発信を行う直島では、「家プロジェクト」や、はじめての取り組みとなる「コメプロジェクト」など、ここでしか出会えない、さまざまな活動に触れることができます。

作品マップへ

 フェリーに揺られ宮浦港に到着すると、島に降り立った瞬間から展覧会は始まっています。最初に目にする作品は、おそらく草間彌生の「赤かぼちゃ」ではないでしょうか。船着場の緑の芝生に、不意に現れる赤いかぼちゃ。瀬戸内の青い海に向かって、自身の存在を強く主張しているかのようです。穏やかな島の空気を一変させる赤かぼちゃは、ここから始まる個性豊かな展覧会を予感させます。   草間弥生「赤かぼちゃ」2006
草間彌生「赤かぼちゃ」2006
世界最大のかぼちゃ


 本展の拠点となるのが「本村ラウンジ&アーカイブ」です。宮浦港から町営バスに乗り「農協前」で下車。徒歩数分の「本村ラウンジ&アーカイブ」を起点に、碁会所の須田悦弘の「椿」や、旧名家を彩る千住博の日本画(「ザ・フォールズ」ほか)、かつての歯医者の建物をまるごと作品にした大竹伸朗の「舌上夢/ボッコン覗」など、6名のアーティストの作品を見ることができます。体力に自信のある方は、石階段を登り、八幡神社拝殿へお出かけください。拝殿には、なかなかにふてぶてしい面構えの猫(上原三千代「直島の局」)が待っています。海を隔てた向島へは、本村港から出ている小型船に乗ります。ここには、瀬戸内の活動拠点として向島に居を構えた、川俣正の「向島プロジェクトハウス」 があります。川俣正「向島プロジェクトハウス」 は、会期中、アーティストによって継続して制作活動が行われ、日を追って作品は進化していきます。

家プロジェクト、のれん
本村地区の古い民家。鮮やかなのれんが目を惹く
(のれんは、加納容子「のれん」プロジェクトによって各家屋に掛けられたもの)

   本村地区では、「NAOSHIMA STANDARD2」とともに、「家プロジェクト」を鑑賞することができます。1997年に始まった「家プロジェクト」は、直島の古い家屋を改修し、家の空間そのものを作品化したものです。宮島達男の「角屋」、ジェームズ・タレルの「南寺」、杉本博司の「護王神社」など、古い家屋と融合したアートに触れることができます。こうした古く、美しい町並みに魅せられてか、ここでは散策を楽しむ夫婦や家族連れなど、多くの人々が、ゆっくりと島の時間を過ごしています。

  本村地区の南、積浦には「コメプロジェクト」によって開墾された田んぼがあります。コメプロジェクトは、直島で数十年来途絶えていたコメづくりを復活させ、島の生活をもう一度見直そうという思いから始まりました。約3反(約3000平米)の田んぼでは、10月には稲刈りが行われました。本展キュレーターの秋元雄史氏(地中美術館館長)は、「コメづくりは土地とのかかわりがもっとも深いものである。コメづくりが美術作品とは言わないが、本質的には何も変わるところがない創造行為と考えている。」と語りました。

  このほか、ベネッセハウス周辺では、岸壁に展示された杉本博司の作品や、小沢剛による豊島の産業廃棄物からつくられた88体の仏像、また、直島で最も大きなスーパーマーケット、三菱マテリアル周辺では、ピンホール写真で直島を撮影した宮本隆司「ピンホール直島」、瀬戸内名産のタコを題材とした三宅信太郎の「魚島潮坂蛸峠」を見ることができます。

 島全体を舞台として、そこに暮らす人々の生活や歴史と深く関わる作品を提示する本展では、アーティストたちが捉えた直島が凝縮され、拡大され、時に昇華され、それぞれのアプローチから「芸術の日常化」が表現されています。自身の生活を見つめること、美しさを知り、育むこと。アートという「力」が、人々を刺激し、島に新たな魅力を与えている。本展を通して、直島はそんな場所だと感じました。アートがもたらす驚き、楽しさ、美しさや、日々の生活が育む強さ、ぬくもり。そして、この地に生きる人々と大自然。本展では、直島のさまざまな、そしてたくさんの感動に出会うことができます。

(写真・文 インターネットミュージアム)

Copyright All Rights Reserved. Internet Museum Office