English title
icom 

indexinformationinternationalmember
english


ICOM関係国際委員会の紹介



ICOM(国際博物館会議)とは

ICOM(The International Councilof Museums)とは世界の博物館の進歩発展のために尽くす博物館の専門組織であり、科学、技術、民族、歴史、自然史、考古学、美術などの博物館関係者の世界的な集まりです。現在加盟国は110カ国、会員数およそ14,000名です。ICOMの会員は加盟各国毎で構成する国別の国内委員会と専門分野の国際委員会に所属することができます。現在、29の国際委員会に分かれて活動しています。以下に各々の国際委員会を紹介します。


AVICOM
International Committee for Audiovisual and Image and Sound and New Technologies
視聴覚と新技術国際委員会

AVICOMは、二つのワーキンググループで構成されています。AVICOM写真ワーキンググループは、全ての視聴覚メディアの基礎である静的写真を専門にしています。このワーキンググループは現在、世界の博物館、文化施設における芸術、記録写真のコレクションについてのテーマ別の目録情報を編集しています。AVICOMマルチメディアワーキンググループは、映画・ビデオ・マルチメディア・インターネットなどの動画を専門としています。夜間ワークショップを開き、学生、一般に最新技術の紹介をしています。また、このワーキンググループは、博物館・文化遺産施設に関する国際オーディオビジュアルフェスティバルを開催し、博物館・文化遺産施設で開発されたマルチメディア作品を促進・普及させると共に、優秀作品に賞を授与しています。そしてフェスティバルで展示されたマルチメディア作品、博物館のインターネットサイト・映画などのカタログを発行しています。


CECA
International Committee for Education and Cultural Action
教育と文化活動国際委員会

CECAの会員は、博物館の教育担当者、教育に関心を持つ他の博物館専門職で構成されています。構成員は全ての館種から来ており、博物館教育のあらゆる分野に係わっています。即ち、研究、管理、展示解説、展示、事業、メディア、評価。この委員会の目的は国際レベルでの博物館教育に関する情報とアイデアの交流、イコムの政策、決定、事業に博物館教育が包含されるようにする事、世界における博物館の教育目的の擁護、博物館教育の専門的基準を高める事等です。CECAは年次会議を開き、その経過は印刷物で発表されています。又、ニュースとICOMEducationを年1回発行しています。博物館教育に関する国際的なハンドブックも準備中です。


CIDOC
International Committee for Documentation
ドキュメンテーション国際委員会

CIDOCは、博物館コレクションのドキュメンテーション専門の機関です。本委員会は、ドキュメンテーション、登録、コレクション管理、コンピュータ化に関心のあるキュレーター、図書館員、情報専門家に共同作業の機会を与えます。会員はニュースレターを受領し、年次会議やデータの標準化(文化遺産の一般、固有の両面向けの)、マルチメディア、インターネット等に関する多くの活動的なワーキンググループに参加できます。


CIMAM
International Committee for Museums and Collections of Modern Art
現代美術の博物館とコレクション国際委員会

CIMAMは20世紀の現代美術のコレクションと展示に関する問題を取り扱うフォーラムです。会員(主に現代美術館の館長とキュレーター)は現代美術館が直面する実際的・倫理的、哲学的問題を扱う年次会議に参加できます。これらの会議の議事録は会員に配布されます。


CIMCIM
International Committee for Museums and Collecitions of Musical Instruments
楽器の博物館とコレクション国際委員会

CIMCIMはすべての国における全ての種類の楽器コレクションと博物館に関する専門的活動を促進、組織化することを目的としています。会員は定期会議に参加し、会議に参加し、コミュニケーション、保存、ドキュメンテーション、教育、展示、伝統楽器、訓練、楽器コレクションの国際的目録などのワーキンググループに参加し、その結果の報告書等に貢献しています。会員は各種の研究や文献目録の掲載されているCIMCIMニュースレターを受取ることができます。


CIMUSET
International Committee for Museums and Collections of Science and Technology
科学技術の博物館とコレクション国際委員会

CIMUSETは、科学技術分野の博物館専門職で構成されています。歴史的資料を収集する伝統的な科学技術博物館と、主として子供と若者に科学技術を普及し、その知識の増進に努める科学センターの双方のためのものです。。CIMUSETは年次会議を開いています。


CIPEG
International Committee for Egyptology
エジプト学国際委員会

CIPEGの使命はエジプトコレクション、遺跡等の保存関係者間の協力を促進することです。更に、イコムの事業の枠内で、エジプト学会国際協会(IAE)と緊密に協力して、エジプト美術、考古学の、特にちいさなコレクションの保存を支援しています。CIPEGは博物館コレクションにおけるエジプト資料の国際的カタログプロジェクト「Corpus Antiquitantum Aegyptiacarum(CAA)」及びエジプト学のジソーラス(専門辞典)の多国語訳も進めています。又、CIPEGの会員はエジプトにおける博物館的計画も支援しています。これは子供及び、大人のための教育事業の促進や発展も含みます。また、CIPEGは博物館、大学、研究所間の協力にも努めています。会員は年1回のニュースレターを受領し、年次会議への参加ができます。


COSTUME
International Committee for Museums and Collections of Costume
衣装の博物館コレクション国際委員会

COSTUMEは衣装の全分野に於ける研究、解説、保存等の博物館専門職のフォーラムを実施しています。委員会への参加は、研究プロジェクト、展示、保存、保管技術等の専門知識を共有したい方へ開かれています。情報の普及は、専門小委員会の措置、パンフレット、ニュースレター、研究論文出版により行われます。年次会議会報がくばられ、既知のテーマに関連した討論がされています。


DEMHIST
International Committee for Historical House Museums
伝統建築物に関する博物館国際委員会

DEMHISTは、伝統建築物(housemuseum)の運営、保存等の基準について論議し、提案するフォーラムです。伝統建築物(housemuseum)とは、家具、装飾、収蔵品なども含めて創設当時の生活の状況を歴史的意味を持たせて、保存されている建造物です。本委員会の主な目的は多種多様の伝統建築物(housemuseum)を方法論により分類する事です。伝統建築物で展示される美術的豊かさを考慮して、本委員会は会議を組織し、地域保護、復元、警備、教育、コミュニケーション等の事項を討議し、解決案を提示します。


GLASS
International Committee for Museums and Collections of Glass
ガラスの博物館・コレクション国際委員会

GLASSは古代より現在までの全世界のガラス器の研究を専門的に行う委員会です。会員はガラスを主として専門とする学芸員及び保存専門家で構成さます。会員はニュースレターを受領し、年次会議に参加できます。


ICAMT
International Committee for Architecture and Museums Techniques
建築と博物館技術国際委員会

ICAMTは、博物館建築、企画、建設、事業編成、その他展示製作やデザインのあらゆる側面に関心を持つすべての人たちに、アイディアや知識を交換するフォーラムを提供しています。この委員会では、展示製作に使用する基本素材から展示解説の哲学的側面まで、あらゆる事柄について話し合います。ICAMTではニュースレター「Brief」を年2回発行しています。年次会議、委員会の理事会やワーキンググループの会議では、会員に協力の機会を提供しています。


ICDAD
International Committee for Museums and Collections of Decorative Arts and Design
応用美術の博物館・コレクション国際委員会

ICDADは、博物館・家屋・城・歴史的記念物などに保存されている応用・装飾美術の博物館とコレクションを専門としています。この委員会では、歴史的な室内装飾、応用美術コレクション、現代のデザインに関心を持っています。会員は年次会議に出席し、この会議中、提案したテーマについて短い講演を行うことができます。さらに、この会議期間中、メンバーは博物館、歴史的な建造物や記念物、芸術家やデザイナーのワークショップ、ギャラリー、個人コレクションの団体訪問に参加できます。


ICEE
International Committee on Exhibition Exchange
展示交流委員会

ICEEは、展示に関する知識と経験の普及のためのフォーラムです。この委員会では展示の開発・巡回・交換のさまざまな側面を扱います。また、既存の移動展示会やその可能性についての情報収集も行っています。年次会議では、展示の企画に携わる博物館専門職に、討論や貴重なネットワークづくりの機会を提供しています。最近開始した出版物シリーズでは、具体的な問題点についての情報や実践的な解決策を提供し、専門職の人たちが有益で、情報に富み、費用効率の良い展示を構成するのを支援しています。


ICFA
International Committee for Museums and Collections of Fine Arts
美術の博物館・コレクション国際委員会

ICFAは古典の大家及び19世紀の油絵等を所蔵する博物館・美術館に働く専門職員によって構成されています。毎年年次会議を開き重要問題の討議、会員相互の意見の交換等の機会を提供します。最近の会議の議題は、『東ヨーロッパの博物館コレクション』、『博物館設計と建築』、『美術品の不法な取引』でした。


ICLM
International Committee for Literary Museums
文学博物館国際委員会

ICLMの主たる目的は、文学に関する、歴史・伝記の博物館、及び作曲家の博物館のための、研究、出版、展示、教育等の活動を促進することにあります。会員は25カ国からの学芸員で構成されます。会員は、年1回のニュースレターの受領、年次会議そしてワーキンググループの活動に参加できます。


ICMAH
International Committee for Museums and Collections of Archaeology & History
考古学と歴史の博物館とコレクションの国際委員会

ICMAHは、考古学と歴史の博物館を専門としています。文化遺産を解説・紹介・保管する機関として、こうした博物館では人間と人間が暮らす社会や環境との複雑な関係を解説しています。ICMAHでは歴史の解釈に関心を持っており、学際的な枠組みの中でさまざまな研究方法を開発する活動を行っています。また、この委員会では考古学を歴史研究に欠かせない側面としてとらえています。ICMAHは、考古学と歴史の博物館に相互コミュニケーションの機会を与え、アドバイスや情報を提供しています。ICMAHではニュースレター「ICMAH Information」や会議の議事録を発行しています。さらに、数多くのワーキンググループを編成し、年次会議を開催しています。


ICME
International Committee for Museums and Collections of Ethnography
民族学の博物館・コレクション国際委員会

ICMEは、地方・各国・国際の文化に由来する民族学に関する博物館とコレクションを専門とします。本委員会は、世界的変動の中での民族学博物館とコレクションが持つ問題について関心を持ちます。ICMEは、会員に委員会の活動をニュースレターで伝えます。年次会議は特定の議題を取り上げ、ワーキンググループは現在の関心事項をトピックとして設けられます。


ICMEMO
International Committee of Memorial Museums in Remembrance of the Victims of Public Crimes
公共に対する犯罪犠牲者追憶のための記念博物館国際委員会

IC MEMOは2001年7月に設立されました。この新しい委員会は、歴史に関する信頼にたる記憶を培い、記録し、UNESCOの主たる目的でもある「平和」のために、教育と知識の活用を通じて文化的な協調を推進することを目指しています。これら記念博物館の目的は、国家の、社会的に定められ、イデオロギー的に動機付けられた犯罪を記録することにあります。施設は多くの場合、犯罪がなされた歴史的場所や生存犯罪被害者が追悼のために選んだ場所に位置しています。これらの博物館は歴史的な見通しを保持しつつ、現在へと強く結びつけるような方法で、歴史的出来事についての情報を伝達しようと努めています。


ICMS
International Committee for Museum Security
博物館保安国際委員会

ICMSには保安・防火・防災の分野の専門職やスペシャリストが参加しています。ICMSの目的は、教育・研修・援助を提供して、盗難・野蛮行為・火事・破壊から人間や文化財産を保護することです。ICMSが設置しているワーキンググループには、物理的セキュリティ、技術的セキュリティ、防火セキュリティ、防災体制、研修、出版物、規則などに関するものがあります。委員会のメンバーはセキュリティーに関する出版物やニュースレターを受け取ります。メンバーは年次会議に出席することができ、この会議では博物館セキュリティの世界的な状況や最近の盗難などについて討論・分析が行われます。この会議は年ごとに異なる国で開催されています。さらにICMSは、米国博物館セキュリティ会議と協力して、ワシントンDCで展示会を開いています。この委員会は、ICOMとその会員にとって、セキュリティ・防火・防災の問題に関する最も大切なアドバイザーの役割を果たしています。


ICOFOM
International Committee of Museology
博物館学国際委員会

ICOFOMは博物館学に関する討議のための国際的なフォーラムです。最も広い意味では、博物館学とは、文化・自然遺産の保護・解説・コミュニケーションに関する人間の個別または集合的なあらゆる行動に対する理論的探究を扱うものであり、特定の人間と対象物との間に生じる社会的なコンテクストを扱うものです。博物館学の分野は博物館自体の研究よりもはるかに幅広いものですが、中心となるのは社会における集団記憶の保管場所としての博物館の持つ機能・活動・役割です。ICOFOMはさまざまな博物館専門職の研究も行っています。主なテーマには理論と実践の相互関係があります。博物館の仕事の実践的な側面は、博物館記述学(ミューゼオグラフィ)や展示記述学(エキスポグラフィー)と呼ばれています。年次会議の記録はすべてICOFON Study Seriesの中で発表されています。ニュースレターでは常に最新の動向を会員に知らせています。


ICOMAM
International Committee for Museums of Arms and Military History
武器と軍事に係わる博物館国際委員会

ICOMAMは、武器、甲冑、火器、要塞、軍服や旗に関する研究を促進し、そのような武具の修復保存に携わる団体と博物館との関係を発展させ保持することを目指しています。ICOMAMは博物館学の分野において、この特定主題を包括的に扱う団体としては、唯一の国際的な組織であります。ICOMAMは3年に一度、関連する議題を掲げて会議やシンポジウムを開催しています。武具の修復と調査に対する委員会の取り組みは、科学的・客観的。・人道的なものです。委員会は、設置目的の範囲内で歴史的文脈において、世界史上の重要性に目を向けながら、兵器について考察します。ICOMAMは社会学的文脈の中で、政治、経済、社会、芸術における役割を検証しながら兵器を調べることにも、等しく関心を持っています。委員会は、軍事史と軍事博物館のコレクションが私たちの文化遺産の一部であることを明らかにしたいと思っています。


ICOM-CC
International Committee for Coservation
保存国際委員会

ICOM-CCは23のワーキンググループを持ち、保存専門家、科学者、博物館専門職、その他の専門職に協力と文化的、歴史的に重要な作品の保存と分析を促進する機会を提供しています。会員は、役員会、及びワーキンググループのニュースレター及び3年次会議の事前資料でICOM-CCの活動を知ることが出来ます。会員は他の専門的な国際会議にも参加できる。過去10年間に約1000の専門的な発表がなされ、出版されています。


ICOMON
International Committee for Money and Banking Museums
貨幣博物館国際委員会

ICOMONは貨幣博物館(独立した施設、またはより大きな一般的なコレクションの一部としての)、金融・経済機関または企業の博物館、のために創設されました。ICOMONは会員の持つ博物館に関する問題を専ら扱い、収蔵資料の取得・保存、盗難、管理、教育プロジェクト、構想、プレゼンテーションと展示、環境条件コントロールなどを討議するフォーラムです。本委員会は、より広く、あるいは深く討議する機械を設けます。年次会議を開催します。


ICR
International Committee for Regional Museums
地方博物館国際委員会

ICRは世界で最も数の多い、地方博物館のために創設されました。地方博物館は不便な地域、広い地域のいずれのためにもあります。ICRは、地方博物館の地域との関係、歴史、環境、社会的発展、そして言語について関心を持ちます。特に、数百万の人々の基本的なアイデンティティーに影響を与えてきた、社会的、政治的変動期における地方博物館の挑戦、哲学、方法論、国際協力に関心を持ちます。ICRは、年2回のニュースレターの発行と、年次会議を開催しています。


ICTOP
International Committee for the Training of Personnel
研修国際委員会

ICTOPの主な目標は、博物館専門職の研修、専門性の開発、全経歴を通しての職業基準の確立の促進にあります。ICTOPは他のICOM国際委員会と密接に交流し、この目標達成に向けて活動しています。その活動には、年2回、ニュースレター『InternationalDirectoryofMuseum Training』の発行をすると共に、年次会議、会合を開催する事が含まれます。また、ICTOPは専門職研修のカリキュラム提要作成のアドバイザーとしても活動しています。


INTERCOM
International Committee on Management
運営管理国際委員会

INTERCOMは全世界の博物館の健全な運営管理を目指しています。本委員会の主たる目的は、管理面としての政策形成、立法、資産管理です。また、イコム職業倫理規定実行の監督も行います。


MPR
International Committee for Marketing and Public Relations
博物館マーケティング・PR国際委員会

MPRは、博物館におけるマーケティング、コミュニケーション、開発(基金調達)部門の博物館専門職により構成されます。MPRでは会員に対し、専門能力の成長、優れたコミュニケーションとマーケティング能力の向上の実施、そして専門職間のネットワークの促進の機会を提供します。ICOMが必要とする場合は、そのアドバイザーを務めます。MPRは、電子メディア、書籍の発行、ニュースレターにより、会員、または他の専門職に対し情報を提供します。本委員会は博物館のコミュニケーション、そしてマーケティングの専門職と他の分野の人々との交流会議を計画し、実施します。


NATHIST
International Committee for Museums and Collections of Natural History
自然史の博物館・コレクション国際委員会

NATHISTは、博物館のコレクションおよび自然環境での生物学的多様性の保全、世界の自然遺産の科学的研究、博物館の展示・会議・実地見学などを通じた幅広い大衆の教育に関心を持っています。ニュースレターでは、委員会の構成員間のつながりを保つようにしています。また自然とその保護への関心の高まりにより益々求められている。この委員会では年次会議を開催しています。


UMAC
International Committee for University Museums and Collections
大学付属の博物館とコレクション国際委員会

UMACは学術的な博物館・美術館やコレクション(植物園を含む)で働く、もしくはその業務に関わっているすべての人々のためのフォーラムです。UMACは高等教育機関や、それが奉仕する地域社会におけるコレクションの役割に関心を持っています。委員会は、コレクションのもつ資源的価値に関して提携の機会を確認したり、知識や経験を共有したり、コレクションへのアクセスを広げるための場をメンバーに提供します。その目的は大学の管理下にある遺産を保護することです。UMACはその目的を遂行するために年間を通してあらゆる方法でメンバーと連絡をします。UMACは必要があれば、その任務の範囲内でICOMや他の職業団体へアドバイスを行います。



ICOM(国際博物館会議)日本委員会のページは日本博物館協会により運営されています。
ご意見・ご質問などはこちらまで:icom@j-muse.or.jp