花・鳥―しあわせの予感

    松岡美術館 | 東京都

    【展示室4】 中国の人々は古くから、幸せな暮らしが続くよう、多くの陶磁器や漆器、服飾品などに様々な願いを込めてきました。またそこには、彼らの持つ幸福感がうつしだされており、いくらかの事物を自分たちにとって「おめでたいもの」と捉え、やがてそれは吉祥を示すシンボルとして浸透していきました。そして多くの工芸作品や絵画、皇帝の衣裳などに「平和」、「子孫繁栄」、「不老長寿」などの幸せを願う想いを託しました。豊かさをもたらす蓮に水禽、富貴と瑞鳥を表わす牡丹に孔雀など、花と鳥はしばしば吉祥文様の取り合わせとして、それぞれ美を競い合っていました。 展示室4では当館所蔵の中国陶磁を中心に(主に青花、白釉、黒釉、五彩、法花、黄地、釉裏紅)、朝鮮、日本(古伊万里や古九谷、柿右衛門)、ベトナム(青花など)より、花と鳥の綾なす作品を約50件ご紹介致します。 【展示室5・6】 日本画のジャンルの一つとして古来より描かれてきた花鳥画は、動物、植物や自然の景物を人と同様に生命(いのち)あるものととらえており、私たちにやすらぎや喜びを与えてきました。戦後は掛軸から額装作品が主流になると同時に、より一層写実を追究するものや、花鳥の優美さを越えて画家の心情を託すような表現も現れてきますが、生命感にあふれ、美と調和に満ちた画面は、やはりしあわせなひとときを象徴しているかのようです。花と鳥が彩る日本の額装作品をお楽しみ下さい。
    会期
    2013年1月5日(土)〜4月14日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~17:00(入館は16:30まで)
    毎月第1金曜日のみ 10:00~19:00(入館は18:30まで)
    料金
    一般800円/中高大生500円/
    65歳以上・障害者700円
    ※小学生以下無料
    ※20名以上の団体は各100円引き
    休館日 月曜日(祝日の場合は開館し翌日)
    公式サイト http://www.matsuoka-museum.jp/
    会場
    松岡美術館
    【展示室4】うつわにめでられた花と鳥たち
    【展示室5・6】額装の花鳥画
    住所
    〒108-0071 東京都港区白金台5-12-6
    03-5449-0251
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