開館10周年 宮本三郎の仕事 1960’s-1970’s 絢爛な色彩の神話世界へ

    世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館 | 東京都

    洋画家・宮本三郎(1905-1974)は、抽象絵画からの影響が垣間見える1950年代後半の作品を経て、1960年代に入ると、ネオンが輝く東京の夜景や、女優、踊り子、バレリーナといった都市で生きる人たちの姿を集中的に描きました。1964年の東京オリンピックでは、国立競技場モザイク壁画の原画制作も担当し、宮本は敗戦後の復興に伴走するように、東京という都市に生じる新たな文化のありさまを表現しました。そして、晩年の宮本がたどり着いた主題は「神話」でした。「裸体を線やボリュームや肌色の美しさばかりでなしに、もっと人間的な、恋情や慕情の対象としての、あの素晴らしさで描き度いとは前々からの悲願でした」と語ったように、宮本は生涯のテーマである人物画を展開させるため、新たな主題に踏み切り、あざやかな色彩による作品群を誕生させたのです。絶筆《假眠》(1974年)の色彩と人体がとけあうかのような描写からは、宮本最晩年の到達点を感受することができます。
    会期
    2014年12月20日(土)〜2015年3月22日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~18:00(入館は17:30まで)
    料金
    一般200円(160円)
    大・高生150円(120円)
    小・中学生、65歳以上、障害者の方(一般)100円(80円)
    ※( )内は20名以上の団体料金 
    ※小・中学生は土・日・祝日は無料
    ※障害者で小・中・高・大学生、および障害者の介助者(当該障害者1名に付き、1名に限る)は無料
    休館日 毎週月曜日(1月12日(月・祝)は開館し、翌13日(火)がお休みになります) 年末年始(12月29日~1月3日)
    公式サイト http://www.miyamotosaburo-annex.jp/index.htm
    会場
    世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館
    住所
    〒158-0083 東京都世田谷区奥沢5-38-13
    03-5483-3836
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