佐賀県立美術館は、7月2日(木)から8月2日(日)まで、美術館リニューアル記念として「吉岡徳仁展―トルネード」を開催します。
吉岡徳仁氏(佐賀県生まれ)は、アート、デザイン、建築など幅広い領域において自由な着想と実験的な創作から生まれる作品により、世界に最も影響を与える創り手の一人として、国内外で高く評価されています。
これまでISSEY MIYAKEをはじめ、SWAROVSKI、Cartier、Hermès、LEXUSなど、ワールドブランドのデザインプロジェクトを手がけ、イタリア・ミラノで開催されるミラノサローネでは、カルテル、モローゾ、ドリアデ、カッシーナ、グラスイタリアなど、ファニチャーブランドとのコラボレーションでデザインを発表しています。
数々の作品は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ポンピドゥー・センター、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館、ヴィトラ・デザインミュージアムなどの世界の主要美術館で永久所蔵品に選ばれています。
九州初の個展として開催される本展では、2001年に発表し世界の注目を浴びた紙の椅子「Honey-pop」をはじめ、パリ・オルセー美術館にも常設展示されているガラスのベンチ「Water Block」、そのほか、自然構造の結晶によって生み出された椅子「VENUS」など、吉岡氏の代表作を展示いたします。
また、インスタレーション「TORNADO(トルネード)」では、200万本を超える透明なストローがまるで竜巻のように空間全体を覆い尽くし、自然と人間の未来を考える展覧会となります。