特集展示　墨堤の桜－江戸から近代へ

"　木母寺から水戸徳川家下屋敷あたりまでの隅田川堤は「墨堤」と称され、風光明媚な場所として、人々に親しまれてきました。四季それぞれに風情を楽しむことができましたが、特に桜の咲く時期は、花見をする多くの人々でにぎわい、その様子は今日でも見ることができます。 　今回は、浮世絵に加え、近代の絵葉書や写真などを多く展示し、関東大震災前後の墨堤の景観の大きな変化に注目します。近代に公園や道路が整備され、江戸時代とは景観が大きく変わる中でも、風情を感じる多くの人々が花見に集い、その文化を維持してきたこと、楽しみ方にも時代と共に変化のあることを感じていただけましたら幸いです。"