大垣市コレクション展

大垣市所蔵の美術品の中から、毎回テーマを決めて作品を紹介するコレクション展。 　「夜を想う 光に願う」と題した今回は、古今東西、物語や芸術作品の舞台ともなってきた「夜」をテーマに作品を紹介します。 　人間にとって「夜」は休息の時間と言えますが、身体的な活動の静まりとは相対して、様々に思いをめぐらし、考えに耽る時間でもあります。美術家たちにとっても創造あふれる時間として存在し、夜を描く作品は深い精神性を感じさせるものです。夜の闇と静寂は画家たちのイマジネーションに大きな広がりを与えています。また闇夜を照らす光は物理的のみならず、精神的にも作品のイメージを模索する画家たちを導く灯となることでしょう。 　本展では夜の情景を中心に、月をはじめ、街灯、夕陽や朝陽といった、夜にまつわる光のモチーフに焦点をあてます。「夜」を想い、そこからインスピレーションの「光」を得た画家たちの作品の数々をご紹介します。