私たちの創作という行為とは何なのか。
彫刻家、詩人、パフォーマー、各々行う行為自体異なりますが、一つの人間の習慣としての行為としては同じ流れの中におり、同じところを目指して(同じ何かに触れたくて)作品を作り続けているのではないか。お互いの作品をみると感じます。
もし私たちの行為そのものが「人が生きる上での一つの習慣」の中にいるのだとしたら、私たちはある種の儀式として「つくる」という行為を体現しているだけなのかもしれない。ではそれは何なのか。
この展示会のタイトルである「実景」とは、目で見た写真のような景色を表しているのではなく、人が生きる中で、様々なもの触れ、交流した中で現れる景色である。
作品は何かを見たその瞬間、純写生的に作り出されるものではなく、見た情景を自分の記憶や心の中にしまい込み、改めてそのものを自分の中の心象として見つめます。そのとき、私たちはまだこの世界に語言化されていないものをその時現れる感覚に沿って体現し、作品へ展開していきます。
その景色は目で見るより、鮮明で、目で見るより大きく、広い、果てし無い視野の中の世界です。
この行為はみる人もおそらく持ち合わせている共通のものでしょう。この現代社会を生きる中で感じる共通の意識を感じ取るでしょう。
【出品者名】
○ 暁方ミセイ Misei AKEGATA
○石川寛 Hiroshi ISHIKAWA
○石村まなみ Manami ISHIMURA
○k.a.n.a
◆ イベント
● 6月3日(金)18:00〜
・ オープニングパーティ
・ パフォーマンスイベント
● 6月4日(土)
・ パフォーマンスイベント 17:00〜
・ 座談会 18:00〜
ゲスト:佐藤文香 氏(俳人)
● 6月18日(土)18:00〜
・ パフォーマンスイベント