アド・ミュージアム東京は、年間を通じて国内外のさまざまな広告賞の最新受賞作品を紹介しています。
この3月は、公益社団法人 日本アドバタイザーズ協会が主催する「第55回 JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール」と、一般社団法人 日本雑誌広告協会が主催する「第59回 日本雑誌広告賞」の受賞作品を同時に紹介いたします。
どちらの広告賞も半世紀を超える歴史を有し、長年にわたりそれぞれ独自の視点から広告作品を顕彰してきました。ことに、消費者や読者の視点をもとに広告の役割や価値を評価して選出しているのが特徴です。
「JAA広告賞」は、広告の送り手であるアドバタイザーや各種メディア、広告会社など、発信者側が応募した作品を、広告の受け手である消費者が評価し選ぶという原点をより強調した広告賞です。今回の審査ポイントは、“おもわず引き込まれてしまうクリエイティブ”と“共感即購買行動”で、その中で今年いちばん「心に響いた広告」が決定しました。
また、「日本雑誌広告賞」は、ターゲットメディアという読者層に合わせて編集される雑誌という特性を生かして、タイアップ広告やマルチ広告などバリエーション豊富な広告作品が応募。幅広い業界を代表する審査員の目を通して、優れた広告作品が選出・顕彰されました。雑誌広告は、世相を映す鏡として、楽しく、ためになる生活情報を読者に提供しています。受賞作品を通して雑誌広告のアイディアや豊かな表現力、優れたクリエイティブ力が実感できます。読者との深い「絆」を持つ雑誌文化の姿もご覧いただければと思います。