家住利男 削りの形

    富山市ガラス美術館 | 富山県

    家住利男(1954-)は、東京ガラス工芸研究所でガラスによる作品制作を学び、板ガラスという素材とめぐりあいます。以後、板ガラスを重ねる、接着する、削る、磨くという工程を経て作品を制作してきました。試行錯誤を繰り返す中で家住は、石彫に用いるハンドグラインダーをガラスへと応用し、自身の手で削り磨く方法を編み出します。この方法により、家住は削られてゆくガラスの感触を確かめながら、自らの造形感覚をダイレクトに反映させた作品を生み出してきました。彼の手により削り磨かれたガラスの表層は水面のように揺らぎ、かたちに大きな広がりと量感をもたらします。さらに、光が透過あるいは反射されることで不可思議な像を映し出してゆくのです。 本展では、初期から取り組む「表面」シリーズをはじめ、覗き込むうつわ状の造形「Vessel(ベッセル)」、壁面から空間を映し出す「Projection(プロジェクション)」、空間の中で自立し、様々な動きをみせる「Move」(ムーヴ)、深く青みを帯び、豊かな量感を湛える「Form(フォーム)」シリーズなど渾身の作品約60点を展示します。また、創作の基礎となるマケット(試作品)や削りのための道具類も併せて紹介し、家住が30年近くガラスと対峙する中で展開する、ユニークな作品世界をみつめます。
    会期
    2017年7月22日(土)〜11月5日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~18:00(金・土曜日は20:00まで)
    料金
    一般700円(500円)、大学生500円(300円)
    「アン・ヴォルフ アンダンテ」展との共通観覧券
    一般1,000円(800円)、大学生800円(500円)
    ※高校生以下は無料
    ※(  )内は20名以上の団体 
    ※ 本展観覧券で常設展もご覧いただけます。
    休館日 閉場日:第1、第3水曜日
    公式サイト http://toyama-glass-art-museum.jp/exhibition/exhibition-1477/
    会場
    富山市ガラス美術館
    住所
    〒930-0062 富山県富山市西町5番1号
    076-461-3100
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