お茶と美濃焼

    土岐市美濃陶磁歴史館 | 岐阜県

    「茶の湯」の歴史をふり返ってみると、その始まりは鎌倉時代までさかのぼります。宋へ留学した僧侶らによって禅宗とともに「抹茶」が日本へもたらされ、禅宗のひろがりに伴い寺院から武家や公家へとひろまっていきました。大名などの間では茶寄合が盛んとなり、その席で天目茶碗や青磁など唐物の茶道具が好まれました。室町時代中頃になると、和物の茶道具へも関心が向けられるようになり、やがて「茶の湯」は千利休によって大成され、古田織部が天下一の茶人として活躍する頃には、大名や富裕な町人層に至るまで流行します。 喫茶がひろがりを見せる中、需要を満たすため、瀬戸窯や美濃窯では唐物の代用品としての茶道具が作られるようになります。美濃窯では、室町時代から天目茶碗や茶入などが生産され始めますが、安土桃山時代になると模倣から脱却し、独自の茶陶「美濃桃山陶」が誕生します。黄瀬戸や志野、織部といった色彩豊かな美濃桃山陶は、美濃窯1300年の長い歴史を最も華やかに彩ったやきものといえます。 本展では、「茶の湯」の歴史を紐解きながら、美濃桃山陶誕生に至るまでの茶陶生産の道のりをたどります。
    会期
    2017年9月15日(金)〜11月26日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~16:30(入館は16:00まで)
    料金
    一般200円(150円)、大学生100円(70円)、高校生以下無料
    障がい者手帳をお持ちの方 一般100円、大学生50円
    ※( )内は20名以上の団体料金
    ※11/3(金・祝)は無料
    休館日 月曜日、祝日の翌日(9/18・19・24・25、10/2・9・10・16、11/4は開館) ※国際陶磁器フェスティバル美濃’17開催期間中は無休
    公式サイト http://www.toki-bunka.or.jp/?page_id=14
    会場
    土岐市美濃陶磁歴史館
    住所
    〒509-5142 岐阜県土岐市泉町久尻1263
    0572-55-1245
    おすすめレポート
    学芸員募集
    大阪府立博物館 学芸員募集(考古・古代史) [大阪府立近つ飛鳥博物館 又は 大阪府立弥生文化博物館]
    大阪府
    【公益財団法人ポーラ伝統文化振興財団】学芸員募集 [ポーラ伝統文化振興財団(品川区西五反田)141-0031 東京都品川区西五反田2-2-10 ポーラ五反田第二ビル]
    東京都
    丸沼芸術の森 運営スタッフ募集中! [丸沼芸術の森]
    埼玉県
    八尾市歴史民俗資料館 学芸員募集中! [八尾市歴史民俗資料館での学芸員職]
    大阪府
    観峰館 学芸員募集中! [観峰館]
    滋賀県
    展覧会ランキング
    1
    東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリー アーモ) | 東京都
    逆境回顧録 大カイジ展
    開催中[あと44日]
    2024年3月16日(土)〜5月12日(日)
    2
    SOMPO美術館 | 東京都
    北欧の神秘 ― ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画
    開催中[あと72日]
    2024年3月23日(土)〜6月9日(日)
    3
    東京都美術館 | 東京都
    印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵
    もうすぐ終了[あと9日]
    2024年1月27日(土)〜4月7日(日)
    4
    東京国立近代美術館 | 東京都
    美術館の春まつり
    もうすぐ終了[あと9日]
    2024年3月15日(金)〜4月7日(日)
    5
    国立科学博物館 | 東京都
    特別展「大哺乳類展3-わけてつなげて大行進」
    開催中[あと79日]
    2024年3月16日(土)〜6月16日(日)