アートのなぞなぞ－高橋コレクション展

精神科医で、現代アートコレクターの高橋龍太郎氏が、これまでに収集した作品の点数は、約2500点に上ります。この展覧会では、高橋龍太郎氏の目を通して選ばれた、日本の若手アーティストの作品を一堂に展示することにより、この約四半世紀の間に、日本で生まれた表現の特徴が、おぼろげに浮き上がってくることでしょう。 また、この展覧会では、「日本の古美術と1990年代以降の日本の現代アートとは分ちがたく結びついている。」との、高橋氏の考えに触発されて、学芸員が静岡県立美術館コレクションの中から選んだ作品を一見似たモチーフを表しながらも、時代と感性の違いによって、その意味が大きく異なる作品まで、解釈に広がりをもたせつつ、その関係性を探ります。高橋コレクションと、静岡県立美術館コレクション、二つのコレクションの組み合わせの妙をご堪能ください。