中路融人追悼展

　平成２９年７月に８３歳で逝去された日本画家で東近江市名誉市民の中路融人氏。その画業は湖国・滋賀の風景に寄り添い、自然との対話を通して表現し続けた堅実なものでした。 　本展では、画風の転換期である昭和５０年（中路氏40歳）以降に描かれた作品を中心に、絶筆となった「通天橋の秋 寸描」や平成１７年に寄贈された東近江市立五個荘小学校所蔵の「湖北早春」など、新たな寄贈作品を含む１９点（内、素描６点）を展示します。 　また、展示室内に中路氏が使っていた画材や写生風景を再現した一角を設け、人々の郷愁を誘う作品が生まれた背景に迫ります。