美しきミクロの世界

    鳥羽の海のプランクトン

    鳥羽市立海の博物館 | 三重県

    “プランクトン”は水面または水中を浮遊する生物の総称です。ギリシア語で漂う・さまようを意味するPlanktosが語源とされています。 本展は、世界的な研究者で、且つアーティストでもあるクリスティアン・サルデ氏の写真を中心に構成します。地球外生命体かと思うようなゴカイ類や甲殻類の幼生、緑や黄色の宝石をちりばめたような珪藻類など、顕微鏡でミクロの世界の住民たちを写しだした作品には、ただ息をのむばかりです。海の豊かさを測る物差しは様々ですが、多彩で量も豊富な(赤潮やアオコが大発生するようでは困りますが)プランクトンが、食物連鎖の巨大なピラミッドを底辺でどっしりと支え、豊かな鳥羽の海の生態系や海産物、魚食を維持してくれています。人間との関わりで言えば、植物プランクトンは光合成により、大量の二酸化炭素を分解して酸素を放出し、海底へ沈んだ死骸は、長い時間を経て石油や天然ガスへと姿を変えます。わたしたちの日常生活は基底的に、プランクトンの助けを受けているわけです。 本展で海の神秘に満ち溢れた小さな生命の姿をご覧いただき、鳥羽の海に暮らす生物の多様性や進化、人と海との繋がり、海洋環境などに関心を持つきっかけとなれば幸いです。
    会期
    2018年4月14日(土)〜7月8日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:00~17:00
    3月1日~11月30日は9:00~17:00
    12月1日~2月末日は9:00~16:30
    料金
    大人800円、学生400円
    休館日 6月26日(火)~6月30日(土)
    公式サイト http://www.umihaku.com/tenji/tokubetu/index.html
    会場
    鳥羽市立海の博物館
    住所
    〒517-0025 三重県鳥羽市浦村町大吉1731-68
    0599-32-6006
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