1890年に和歌山県串本町沖で遭難したトルコ軍艦「エルトゥールル号」の犠牲者を追悼する式典が、2011年8月8日(月)、親善訪問しているトルコ軍艦「ゲムリッキ」の船上などで行われた。
一行は樫野埼灯台前広場のトルコ初代大統領像を見学し、トルコ記念館を訪問。
町立大島小学校の児童は50年以上前から歌い継がれている追悼歌を披露、トルコ海軍司令官は児童に歩み寄ってお礼を述べた。
1890年9月に親善使節として日本に派遣されたエ号は、帰国途中に同町沖で暴風雨に巻き込まれ遭難。乗組員587人が犠牲となったが、町民が69人を救助し、日本とトルコの友好の原点となっている。
トルコは恩返しとして、1985年のイラン・イラク戦争時に、テヘランに残された日本人215人をトルコ航空の救援機で脱出させている。
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