野生では絶滅した水草コシガヤホシクサが、茨城県つくば市の国立科学博物館筑波実験植物園とNPOの活動で約1万本に増え、今月開花した。
1938年に埼玉県越谷市で発見されたが、その後絶滅。75年に茨城県下妻市で再発見されたが、94年に消滅していた。
当時、地元の高校教師が自生していたコシガヤホシクサを自宅の庭に移植して育てており、2003年に同園に寄贈。同園で種子を増やし、NPO法人・アクアキャンプと保全活動を進め、生育数を増やしてきた。
トキやコウノトリなど動物では野生絶滅種の自然への復帰例があるが、植物ではない。
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