会社更生手続きを進めているバイオ関連企業「林原」が手がけてきたメセナの行方が注目されている。
スポンサーに決定した化学品専門商社の長瀬産業は、岡山藩主・池田家伝来の文化財などを収蔵する「林原美術館」と類人猿研究、恐竜化石発掘の3事業については「当面継続」と明言したが「本業とあまり関係ないことを続ける文化はない」と、将来的にメセナ事業の譲渡を示唆。
美術館の理事長を務める石井正弘岡山県知事は「収蔵品をこのまま(岡山に)残してもらえるよう、特段の理解を求めたい」と話した。
恐竜研究に取り組む「林原自然科学博物館」の石垣忍館長は「引き継いでよかったと思われる研究を進めなければ」と、施設の存続に向けて気を引き締めている。
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