広島市の平和記念公園の「原爆の子の像」にささげられる年間1000万羽の折り鶴について、活用方法を議論する委員会での検討作業が進んでいる。
像に寄せられる折り鶴は、一部を旧日本銀行広島支店で展示し、他は市の未利用施設で保管。2002年度以降2011年8月末までの総数は約1億1500万羽で、重さは約98トンに上る。
2011年10月11日(火)に行われた第2回会合では、広島市が寄贈者を対象にしたアンケートで、98%がたきあげや再生紙化を含めた「昇華」に「抵抗感なし」と回答したなどの結果が報告された。
今年度中に報告書をまとめて、市に提出する。
折り鶴を巡っては、秋葉忠利・前市長は長期保存・展示する「折り鶴ミュージアム構想」を示していたが、4月に就任した松井一実市長は方針を撤回している。
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毎日jp