2013年3月からBunkamuraザ・ミュージアムで開催される「ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」を前に、2012年12月3日(月)、ベルギー大使館で記者発表が行われた。
17世紀バロック絵画の巨匠、ペーテル・パウル・ルーベンスの大規模展。ルーベンスが8年間滞在したイタリア時代の作品を紹介するとともに、アントワープ工房の活動に焦点を当てる。
ルーベンス自身が手がけた作品を軸に、ルーベンスが組織した工房の作品、専門画家たちとの共同制作作品、彼が直接指導して制作させた版画を展示。また、ルーベンス工房で活動した画家たちの、独立した画家としての作品も紹介して、アントワープ画派の芸術的展開を探る。
展覧会は「イタリア美術からの着想」「ルーベンスとアントワープの工房」「専門画家たちとの共同制作」「工房の画家たち」「ルーベンスと版画制作」の5章構成。監修は京都大学大学院文学研究科の中村俊春教授で、出展作品は油彩画51点、素描1点、版画31点、版画原版1点。
世界最古の博物館とされるローマのカピトリーナ絵画館蔵で、古代ローマの建国神話を表した《ロムルスとヘムスの発見》、タペストリーの下地ながら評価が高い《ヘクトルを打ち倒すアキレス》など、日本初公開の作品も多数出品される。
「ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」は東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで、2013年3月9日(土)~4月21日(日)に開催。
入館料は一般当日1,500円。前売りは1,300円で、2012年12月22日(土)から発売。
なお同展は、北九州市立美術館、新潟県立近代美術館に巡回する予定。
[img]http://www.museum.or.jp/storage/old/photos0/1998.jpg[/img]挨拶する駐日ベルギー大使のリュック・リーバウト閣下。
背面は《ロムルスとヘムスの発見》の原寸大パネル。
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