プラモデル・ボックスアートの世界が活躍し、中でも「戦車画」を描かせたら並ぶものが無い第一人者として知られる髙荷義之(たかによしゆき 1935~)さんの展覧会が、東京・文京区の弥生美術館で行われている。
髙荷義之さんは前橋市生まれ。挿絵画家を目指して小松崎茂に入門し、独立後はすぐに人気画家に。雑誌の表紙や口絵、書籍装画など多彩な分野で活躍している。
真骨頂といえるのが、ミリタリーものを中心としたプラモデルのボックスアート(箱絵)。戦車や飛行機、戦艦などの兵器を、正確な考証に基づいてボルト1本1本までこだわりを持って描くだけでく、海原や荒野の情景、兵士の表情なども抜群の描写力で表現し、戦場の臨場感を描く力量は他の追随を許さない。
展覧会は、美術館レベルでは初となる大規模展。原画を中心に約350点の作品・資料を紹介する。
「タカニ・アートワークス ~ 鋼の超絶技巧画報 ~ 髙荷義之展」は弥生美術館で2014年12月25日(木)まで開催中。観覧料は一般 900円、大・高生 800円、中・小生 400円。
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