2014年11月7日(金)、インド仏教美術の至宝を紹介する展覧会「インドの仏 仏教美術の源流」の記者発表が、都内のインド大使館で開催された。
2014年秋から1年間にわたって開催されている「日本に於けるインド祭2014-15」の主要イベントで、アジア最古の総合博物館(1814年創立)であるコルカタ(旧カルカッタ)のインド博物館から、珠玉の仏教美術作品を紹介する企画。
釈迦の前世の物語である本生話(ほんじょうわ)を題材にしたバールフットの浮彫彫刻をはじめ、ガンダーラの仏像、マトゥーラの仏像、グプタ朝時代の仏伝四相図のほか、パーラ朝の観音菩薩立像や経典類まで、各時代の特徴を示す名品91件が来日する。
構成は「仏教誕生以前」「釈迦の生涯」「仏の姿」「さまざまな菩薩と神」「ストゥーパと仏」「密教の世界」「経典の世界」の七章。
展覧会では、仏像好きとして知られるイラストレーターのみうらじゅんさんと、作家・クリエイターのいとうせいこうさんが「インド仏像大使」に就任。「"インド仏像大使"なんて、昔なら空海や三蔵法師がやりそうな大役に就任する事になり、光栄」(いとうさん)、「主な担当はグッズ作り。ぐっとくるグッズを考案して盛り上げたい」(みうらさん)、と意気込みを語った。
「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」は、東京・上野公園の東京国立博物館 表慶館で、2015年3月17日(火)~5月17日(日)に開催。観覧料は当日一般 1,400円、大学生 1,000円、高校生 800円。前売りはそれぞれ200円引きで、2015年1月17日(土)~3月16日(月)に東京国立博物館 正面チケット売場などで販売される。
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