2011年11月から約3年にわたって休館していた東京・港区の東京都庭園美術館の大規模改修工事が終わり、2014年11月21日(金)、報道陣に公開された。
アール・デコ様式の本館(旧朝香宮邸・東京都指定文化財)は大規模な設備更新を行ったほか、殿下居間の壁紙の復原、外壁の塗り替え、アンリ・ラパンがデザインしたセーヴル製屋内噴水器(香水塔)の修復などを実施。建設当時の資料を入念に調査し、これまで以上に1933年の建設当時の姿に近づけた。
本館とガラスのアプローチで隣接する新館には、ホワイト・キューブの展示室を新設。現代美術の展覧会や映像、音楽、パフォーミング・アーツなどに対応する。新館にはミュージアムショップとカフェも新設し、オリジナルグッズやオリジナルスイーツも販売する。
開館記念の展覧会は、本館で「アーキテクツ/1933/Shirokane アール・デコ建築をみる」が、新館ギャラリー1および本館で「内藤礼 信の感情」。ともに12月25日(木)まで開催される。入場料は一般 700円、大学生(専修・各種専門学校含む) 560円、中・高校生と65歳以上 350円。休館は毎月第2・4水曜日。
発信:
インターネットミュージアム>
東京都庭園美術館 公式ページ>
取材レポート「アール・デコの館―東京都庭園美術館建物公開―」 ※2011年11月、休館前最後の展示