耐震工事のために2012年4月から休館していた東京国立博物館 黒田記念館の改修工事が終了し、2014年12月15日(月)、報道陣に公開された。
黒田記念館は、近代日本の美術界に大きな足跡を残した洋画家・黒田清輝(1866-1924)が、死去に際し、遺産の一部を美術の奨励事業に役立てるよう遺言したことを受けて設立。
建物は建築家の岡田信一郎の設計により1928(昭和3)年に竣工。イオニア式列柱や、スクラッチタイル貼りの外観、天窓からの自然採光などが特徴で、創建当初の姿を目指した改修の後、2001(平成13)年9月に公開。東日本大震災を踏まえて、耐震工事が行われていた。
今回のリニューアルでは特別室を新たに設置。黒田の代表作である「読書」「舞妓」「智・感・情」「湖畔」を展示し、新年・春・秋の各2週間、公開される(2015年は1月2日~1月12日、3月23日~4月5日、10月27日~11月8日)。
黒田記念館創建時から設けられている黒田記念室では、当初の姿を残した室内で作品を紹介。原則、6週間ごとに展示替えを行う。
一般公開は2015年1月2日(金)から。
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