東京・港区の根津美術館で「救いとやすらぎのほとけ ─ 菩薩」が開催されている。
飛鳥時代から江戸時代までの菩薩の諸相を、根津美術館の館蔵品を中心に紹介する企画展。
人間の苦楽に向き合い、救済の手を差しのべる菩薩は、古来さまざまな姿で表現されてきた。展覧会では観音菩薩(聖観音、千手観音、不空羂索観音)、地蔵菩薩、文殊菩薩、普賢菩薩など約40件の優品を紹介し、人々の思いが込められた菩薩の姿を展観する。
また、展示室3の「仏教美術の魅力」では、2年間に渡って修理されてきた《春日厨子》も公開。鎌倉時代前半に14年間に渡って一人の尼僧が書いた600巻に及ぶ大般若経と、それを納める厨子は極めて珍しい。
展示室5では「北野天神縁起絵巻(根津本)Ⅰ」、展示室6で「暮春の茶」が同時開催される。
3月9日(月)には来日したばかりの独メルケル首相も訪問。安倍首相の案内で、日本の伝統美術を堪能した。
「救いとやすらぎのほとけ ─ 菩薩」は根津美術館で、2015年4月6日(月)まで開催。入館料は一般 1,000円、学生(高校生以上)800円、中学生以下は無料。
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