茨城・水戸市の茨城県近代美術館で「無限迷宮への夢 エッシャーの世界」が開催されている。
だまし絵で知られる20世紀オランダが生んだ異才の版画家、マウリッツ・コルネリス・エッシャー(1898-1972)の作品を紹介する企画展。
エッシャーは「変容、循環、無限、二次元と三次元の相克」といった概念をテーマに、幾何学的パラドックスを駆使した独自の画風で400点以上の作品を制作。世界中で幅広い年齢層に親しまれ、日本でも根強い人気を誇っている。
展覧会ではM.C.エッシャー財団が所蔵するコレクションを中心にしたエッシャーの作品92点と、下絵やスケッチなどの資料30点を展示。あまり紹介されてこなかったエッシャーの師にあたるサミュエル・ド・メスキータの作品も17点も展示し、師弟の影響についても探る。
日本での大規模なエッシャー展は、2006年にBunkamura ザ・ミュージアムで開催された「スーパーエッシャー展」以来、10年ぶりとなる。
「無限迷宮への夢 エッシャーの世界」は茨城県近代美術館で2016年7月10日(日)まで開催。観覧料は一般 1,190円、高大生 980円、小中生 480円。
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