19世紀フランス・ロマン主義の異才、テオドール・シャセリオー(1819-1856)を日本で初めて本格的に紹介する展覧会が、2017年に国立西洋美術館で開催される。
シャセリオーは11歳でアングルに入門し、アングルが「この子はやがて絵画界のナポレオンになる」と称した早熟の天才。16歳でサロンにデビューしたが、道半ばにして37歳で急逝している。
シャセリオーはロマン主義を代表する画家ではあるものの、フランスでも回顧展の開催は1933年と2002年のみ。
今回はルーヴル美術館所蔵品を中心に、絵画、水彩・素描、版画、写真や資料などによってシャセリオーの画業全体を紹介するとともに、師や仲間、そしてこの画家から決定的な影響を受けたギュスターヴ・モローやピュヴィス・ド・シャヴァンヌ、オディロン・ルドンらの作品もあわせて、総数約110点を展示する。
「シャセリオー展」は2017年2月28日(火)~5月28日(日)、国立西洋美術館で開催。観覧料は一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 800円、中学生以下は無料。
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