(左から)トーマス・J・ロフマン(ワズワース・アーセニアム美術館館長)、浅野秀剛(美術史家・大和文華館館長)、小林忠(岡田美術館館長)、ジュリー・ディヴィス(ペンシルベニア大学教授・喜多川歌麿展ゲストキュレーター)、ジェームス・ユーラック(フリーア│サックラー美術館 日本美術統括責任者)の各氏
喜多川歌麿の肉筆浮世絵三部作、「雪月花」が一堂に会する「喜多川歌麿展」が開催されることとなり、2016年11月2日(水)、記者発表会が行われた。
三部作「雪月花」は、アメリカ・ワシントンDCのフリーア美術館所蔵「品川の月」、アメリカ・コネティカット州のワズワース・アーセニアム美術館所蔵「吉原の花」、箱根の岡田美術館所蔵「深川の雪」の3点。この3部作が揃って展示されるのは138年ぶりのこととなる。
フリーア美術館の所蔵品は創設者の遺言により隣接するアーサー・M・サックラーギャラリー以外への作品持ち出しが不可能なため、3点が揃うのはフリーア美術館、アーサー・M・サックラーギャラリーのみとなる。
2017年1月14日~3月26日のワズワース・アーセニアム美術館、また2017年7月28日~10月29日の岡田美術館で開催される展覧会でも、この3部作を紹介する展覧会が開催される。それぞれ独自の構成の展示となり、「品川の月」は高精細複製画を展示することになる。
「喜多川歌麿展」はアーサー・M・サックラーギャラリーで2017年4月8日(土)~7月9日(日)に開催。日本から「喜多川歌麿展」を訪ねるオフィシャルツアーの催行も予定されている。
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