2017年3月3日(金)、東京・港区の根津美術館で「特別展 高麗仏画 香りたつ装飾美」のプレス向け内覧会が開催された。
11~14世紀の高麗仏画26件をはじめ、写経や仏具など38件の絵画・工芸作品を紹介する展覧会。
朝鮮半島全域を統一した最初の王朝である高麗(918~1392)は仏教を国の支柱と定め、周辺諸国との度重なる戦いや交流によって、類いまれなる仏教文化を育んできた。
展覧会では根津美術館所蔵の《阿弥陀如来像》、泉屋博古館所蔵の《水月観音像》(ともに重要文化財)をはじめとした名品を展示。日本とは異なり右から左に向かって来迎する阿弥陀如来、截金を使わずに金泥だけを用いた描写、頭頂を頭巾で覆う地蔵など、独特の表現が見て取れる。
展覧会は昨年末に泉屋博古館(京都)で行われた企画の巡回展。高麗仏画を特集した展覧会は、1978年に大和文華館(奈良)で開催された事があるが、東京で開催されるのは初めてとなる。
「特別展 高麗仏画 香りたつ装飾美」は根津美術館で、2017年3月4日(土)~3月31日(金)に開催。観覧料は一般 1,300円、学生(高校生以上)1,000円、中学生以下は無料。
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