千葉市美術館で「絵本はここからはじまった ─ ウォルター・クレインの本の仕事」が開催されている。
19世紀後半にイギリスで活躍した画家、ウォルター・クレイン(1845-1915)の芸術を本格的に紹介する日本で初めての展覧会。
クレインは画家の息子として生まれ、彫版師・刷師のエドマンド・エヴァンズに才能を見いだされ、全ページカラー刷りのトイ・ブック(簡易なつくりの絵本)を開発。次々と出版された絵本は高く評価され、現代の絵本の基礎を築いた。
トイ・ブック以降は挿絵でも活躍。またウィリアム・モリスとともにアーツ・アンド・クラフツ運動を推進し、壁紙、テキスタイル、室内装飾などのデザインも手掛けている。
展覧会では、クレインが手掛けたほぼすべての絵本と主要な挿絵本を網羅する約140点を展観。またクレインとともに絵本の黄金時代を築いた画家ケイト・グリーナウェイとランドルフ・コールデコットの作品約40点も紹介している。
「絵本はここからはじまった ─ ウォルター・クレインの本の仕事」は千葉市美術館で2017年5月28日(日)まで開催。観覧料は一般 1,200円、大学生 700円、小・中学生・高校生は無料。
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