左から、吉田羊さん(展覧会ナビゲーター)、中野京子さん(展覧会特別監修)
作家・ドイツ文学者の中野京子さんによるベストセラー美術書『怖い絵』の刊行10周年を記念し、シリーズで紹介された作品などを紹介する展覧会「怖い絵」展が開催される事となり、2017年5月29日(火)、都内で記者発表が行われた。
「恐怖」をテーマに約80点の西洋絵画・版画を展示するもので、視覚的な怖さだけでなく、怖さを読み解くヒントとともに作品を紹介する。
16歳の若き女王の最期の姿をポール・ドラローシュが描いた《レディ・ジェーン・グレイの処刑》は初来日。ハーバート・ジェイムズ・ドレイパー《オデュッセウスとセイレーン》、ウィリアム・ホガース『ビール街とジン横丁』より《ジン横丁》など、『怖い絵』シリーズで紹介された作品も展示される。
展覧会のナビゲーターには女優の吉田羊さんが就任。自ら描いた「怖い絵」として「押しの強いアパレルの店員に迫られて、つい服を買ってしまう自分」の絵を披露しつつ、展覧会について「私がそうだったように、絵の背景を知る事で、より深い楽しみ方ができるのでは。キャッチーな展覧会のタイトルを入口に、多くの人に楽しんで欲しい」とPRした。吉田さんは音声ガイドの案内役も務める。
「怖い絵」展は兵庫県立美術館で7月22日(土)~9月18日(月・祝)に開催。兵庫展の当日券は一般1,400円、大学生 1,000円、高校生以下は無料。前売はそれぞれ200円引き。
続いて、上野の森美術館で10月7日(土)~12月17日(日)に開催。東京展の当日券は一般1,600円、大学生・高校生 1,200円、中学生・小学生 600円、小学生未満は無料。前売はそれぞれ1,400円、1,000円、500円で5月31日(水)10時から発売。
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