2017年6月13日(火)、東京・港区の国立新美術館で「国立新美術館10周年 ジャコメッティ展」のプレス向け内覧会が開催された。
20世紀のヨーロッパにおける最も重要な彫刻家のひとりで、身体を線のように長く引き伸ばした作品で知られるアルベルト・ジャコメッティ(1901-1966)の大回顧展。
ジャコメッティはスイス生まれ。アフリカやオセアニアの彫刻、キュビスム、シュルレアリスム運動など、同時代の先鋭的な動きを存分に吸収した後、1935年から独自のスタイルとして先鋭的な彫刻を制作。虚飾を取り去り、人間の本質に迫ろうとした造形は、実存主義や現象学の文脈でも評価された。日本人哲学者である矢内原伊作(1918-1989年)とも交流し、矢内原をモデルとした制作は、ジャコメッティに多大な刺激を与えた。
展覧会では、南フランスにあるマーグ財団美術館のコレクションを中心に、ジャコメッティの初期から晩年まで、彫刻、油彩、素描、版画など、選りすぐりの作品、132点で構成される。
「国立新美術館10周年 ジャコメッティ展」は国立新美術館で、2017年6月14日(水)~9月4日(月)に開催。観覧料は一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 800円、中学生以下は無料。前売りはそれぞれ 200円引きで2017年6月13日(火)23:59まで発売。
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