東京の小金井市立はけの森美術館で「武蔵野の四季と共生 児島善三郎の国分寺時代」展が開催されている。
独立美術協会の中心的存在として活躍した洋画家・児島善三郎(1893-1962)の国分寺時代を紹介する企画展。
児島は1936(昭和11)年春、武蔵野の大自然をもとめて、住み慣れた代々木から国分寺に移住。「日本人の油絵」を創出するべく、装飾的表現を自らの画風に取り入れ、自宅近郊の田園風景を、おおらかな筆遣いと鮮やかな色彩によって、生き生きと描写した。
1951(昭和26)年に荻窪に転居するまでに描かれた作品は、児島が画業の頂点を極め、黄金時代を迎えていたともいえる。
展覧会では、油彩、水彩、水墨、素描、様々な技法による作品により、国分寺時代における画風の展開を考察。児島と親交を結んでいた洋画家・中村研一(1895-1967)の小金井移住後の作品も併せて出品する。
企画展「武蔵野の四季と共生 児島善三郎の国分寺時代」は小金井市立はけの森美術館で2017年12月17日(土)まで開催。観覧料は一般500円、小中学生200円、未就学児および障害者手帳をお持ちの方は無料。月曜日は休館。
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小金井立はけの森美術館