2018年3月1日(木)、東京・渋谷区の太田記念美術館で「江戸の女装と男装」のプレス向け内覧会が開催された。
男性が女装し、女性が男装する「異性装」について、浮世絵を通して考察する企画展。
異性装は洋の東西を問わず古くから見られ、日本でも、女装したヤマトタケルが熊襲を退治した話(古事記)をはじめ、中世の稚児による女装、芸能に見られる女装など、古くから異性装の風俗があった。
江戸時代には祭礼で芸者などの女性が男装して出し物を演じたり、男性役者が女装して女性を専門に演じる歌舞伎の女形など、男装や女装の風俗が見られるほか、歌舞伎に登場する女装の盗賊、弁天小僧をはじめ、物語で活躍する異性装の登場人物も広く親しまれた。
展覧会では異性装を描いた浮世絵作品82点(会期中通して)を展示。男女の境界を自由に行き来する江戸時代の風俗や文化の諸相に迫る。
「江戸の女装と男装」は太田記念美術館で、2018年3月2日(金)~3月25日(日)に開催。観覧料は一般 700円、大高生 500円、中学生以下は無料。
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