2018年7月13日(金)、東京・千代田区の東京ステーションギャラリーで「生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。」のプレス向け内覧会が開催された。
画家・絵本作家として知られる、いわさきちひろ(1918-1974)の生誕100年を記念した企画展。
にじむ色彩で描かれた子どもたちなど、ちひろの作品は没後40年を超えても大きな人気を誇っているが、ともすれば「子ども、花、平和」などのモティーフ、または「かわいい、やさしい、やわらかい」といった印象だけで評価される傾向もある。
本展は「絵描き」としてのちひろの技術や作品の背景を振り返るもので、ちひろの文化的座標や、画家としての技術に着目。新出資料も交えた約200点の展示品を通じ、童画家としてのちひろイメージの刷新を試みる。
展覧会タイトルの「いわさきちひろ、絵描きです。」は、のちの伴侶と出会った際に自己紹介したちひろの言葉。
展覧会はもともと、ちひろの作品に造詣が深く、ちひろ評価に大きく貢献してきた映画監督の高畑勲氏の監修のもとで準備されていたが、高畑氏は今年4月に死去。高畑氏による総合的な監修は叶わなかったが、会場には高畑氏の作品選定と展示方法についての指示をもとに、ちひろの絵画の没入感をより深く体験できるコーナーも設けられている。
「生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。」は東京ステーションギャラリーで、2018年7月14日(土)~9月9日(日)に開催。観覧料は一般 1,000円、高校・大学生 800円、中学生以下は無料。
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