ロンドンにあるコートールド美術館のコレクションから、印象派・ポスト印象派の作品を紹介する大規模展が開催される事となり、2019年5月17日(金)、都内で記者発表が行われた。
コートールド美術館は、レーヨンで財を成した実業家サミュエル・コートールドが収集したコレクションを核にして、1932年に設立。
印象派・ポスト印象派のコレクションには定評があり、数々の名品を所蔵している。
今回の展覧会では、コートールド美術館の改修工事(2018年9月〜2021年)に伴い、滅多に貸し出される事がない逸品が、多数来日する。
マネが亡くなる前年に描いた傑作《フォリー=ベルジェールのバー》は、約20年ぶりに来日。
ルノワールが第一回印象派展に出品した《桟敷席》、コートールドが初めて購入した2点のポスト印象派作品、ゴーガン《ネヴァーモア》《テ・レリオア》も展示される。
英国随一のセザンヌ・コレクションを有している事から、セザンヌ作品は10点も紹介される。
展覧会全体では「名画を読み解く」がポイント。会場構成も「画家の言葉から読み解く」「映された時代から読み解く」「素材・技法から読み解く」の3章となる。
「コートールド美術館展 魅惑の印象派」は2019年9月10日(火)~12月15日(日)、東京都美術館 企画展示室で開催。
観覧料は当日券が一般 1,600円、大学生・専門学校生 1,300円、高校生 800円、65歳以上 1,000円。それぞれ200円引きの前売券は6月18日(火)から発売。
早割チケット(一般のみ 1,200円)、鑑賞ガイドセットチケット(一般のみ 1,800円)、夜間に人数限定で観覧できるプレミアムナイトチケット(一般のみ 4,500円)などの企画券は、5月21日(火)から発売される。
本展は巡回展。2020年1月3日(金)~3月15日(日)に愛知県美術館、3月28日(土)~6月21日(日)に神戸市立博物館で開催される。
なお、日本でコートールド美術館展が行われるのは、今回で3回目となる。発信:
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「コートールド美術館展」公式サイト