今秋、東京と奈良で正倉院宝物が同時期に公開される事となり、東京国立博物館で合同発表会が開催された。
天皇陛下の御即位を記念し、正倉院宝物を中心に紹介する展覧会。
正倉院宝物は、光明皇后が聖武天皇の御遺愛品をはじめとした品々を東大寺大物に捧げたことを由来し、およそ1260年にわたり、約9000点の宝物を守り伝える。
東京国立博物館では、正倉院宝物と法隆寺献納宝物を紹介する展覧会、「正倉院の世界―皇室が守り伝えた美―」が開催される。
展覧会は以下6章構成。
第1章「聖武天皇と光明皇后ゆかりの宝物」
第2章「華麗なる染織美術」
第3章「名香の世界」
第4章「正倉院の琵琶」
第5章「工芸美の共演」
第6章「宝物を守る」
奈良国立博物館では、秋の風物詩である「正倉院展」を開催。今年で71回目となる。
展覧会では、正倉院宝物の成り立ちを示す宝物や、シルクロードの遺風を感じさせる宝物が出陳される。
東京国立博物館・副館長の井上洋一氏は、「正倉院宝物が東京と奈良で同時に公開されるのは、非常に珍しいこと。ぜひ、どちらもご覧いただきたい。」と話した。
「正倉院の世界―皇室が守り伝えた美―」は東京国立博物館で、2019年10月14日(月・祝)~11月24日(日)、「第71回 正倉院展」は奈良国立博物館で、2019年10月26日(土)~11月14日(木)で開催。観覧料は、各展覧会詳細ページを参照。
発信:
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「特別展 正倉院の世界 ― 皇室がまもり伝えた美 ―」 情報ページ>
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