左から、KEISUKEYOSHIDA 2019-2020年秋冬コレクションより 2019年 作家蔵、KEISUKEYOSHIDA 2018-2019年秋冬コレクションより 2018年 作家蔵、YUIMA NAKAZATO 2020年春夏コレクション《COSMOS》より 2020年 作家蔵、AKIKOAOKI 2018-2019年秋冬コレクション《missing》より 2018年 作家蔵、AKIKOAOKI 2020年春夏コレクション《missing》より 2019年 作家蔵
もんぺからKawaiiまで、戦後の日本ファッション史を通観する展覧会が東京と島根で開催される事となり、2020年2月26日(水)、都内で記者発表が行われた。
日本のファッション・デザイナーたちは1970年代以降、世界的に高い評価を得てきたが、突如としてデザイナーが誕生したわけではなく、明治期に洋装が取り入れられたのを機に、独自の装いの文化として育ってきた歴史がある。
展覧会では、特に戦後の日本におけるユニークな装いの軌跡に着目。
衣服やアイデアを創造するデザイナー(発信者)だけでなく、衣服を着用し、時に時代のムーブメントを生み出す側にもなった消費者(受容者)という双方に目を向け、新聞、雑誌、広告など、時代ごとのメディアも参照しながら概観する。
展覧会の構成は以下。
プロローグ 1920年代-1945年 和装から洋装へ
1945-1950年代 戦後、洋裁ブームの到来
1960年代 「作る」から「買う」時代へ
1970年代 個性豊かな日本人デザイナーの躍進
1980年代 DCブランドの最盛期
1990年代 渋谷・原宿から発信された新たなファッション
2000年-2010年代 世界に飛躍した「Kawaii」、そして「いいね」の時代へ
最終章 未来のファッション
国内有数の服飾コレクションを有する島根県立石見美術館、神戸ファッション美術館の2館をはじめ、ブランドやアパレルメーカーが協力。各時代のアイコン的作品や資料を展示する。出展数は東京展が約600点、島根展が約500点。
「ファッション イン ジャパン 1945-2020―流行と社会」は、東京展が国立新美術館 企画展示室1Eで2020年6月3日(水)~8月24日(月)、島根展が島根県立石見美術館で9月19日(土)~11月23日(月)に開催。
料金などは後日、発表される。
長沢節《女性像(赤いコート)》1950年代 個人蔵
Masayoshi Sukita《David Bowie》1973年 ©Sukita
Mame Kurogouchi《2020年春夏コレクション《EMBRACE》より》2019年 Mame Kurogouchi蔵
発信:
インターネットミュージアム>
「ファッション イン ジャパン 1945-2020―流行と社会」 公式サイト