岩手県釜石市の郷土資料館で、震災の津波につかった資料が放置されたままになっている。
同館は1989年に「郷土資料室」として発足。岩手県だけで1万8000人以上が死亡したとされる明治三陸地震大津波の惨状などを伝える企画展を開いたり、子供たちに津波学習の場を提供してきた。
今回の震災では本館は無事だったが、資料庫内に保管されていた昭和期の民俗資料など百数十点が塩水をかぶり、昨夏にオープンした戦災資料館も津波で流された。
復元には文化財の扱いに慣れた人の手が必要だが、職員は二人しかおらず、被災者支援に追われている。
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