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レポート
イ・ブル展:私からあなたへ、私たちだけに
森美術館 | 東京都
韓国の女性現代美術家による大規模個展
現代アジアを代表する韓国人アーティスト、イ・ブル。世界初となる大規模な個展が、森美術館で開催されています。
セクション1「つかの間の存在」
セクション1「つかの間の存在」
セクション1「つかの間の存在」。壁のドローイングも印象的
スペース・カプセルのようなカラオケ・ポッド《リヴ・フォーエヴァー》2001年
ドローイングや模型が並ぶ「スタジオ」
《無題(インフィニティ・ウォール)》2008年
セクション3「ユートピアと幻想風景」
本展のための新作《秘密を共有するもの》2012年
1964年生まれのイ・ブル。当時の韓国は朴正煕大統領による軍事政権で、左翼系の反政府運動家の家に育った彼女は幼いときから権力や社会システムに対する抵抗感の中で成長しました。


ソフト・スカルプチャー

大学では彫刻を専攻、活動の初期はソフト・スカルプチャーを身にまとったパフォーマンスが中心でした。1997年にMoMAで発表した「壮麗な輝き」は装飾をした生魚が腐敗していく様子を展示したものですが、悪臭のために会期の途中で撤去。彼女は失意に沈みましたが、一躍その名は有名になりました。


会場

会場は「つかの間の存在」「人間を超えて」「ユートピアと幻想風景」「私からあなたへ、私たちだけに」の4セクション。漆黒の空間に吊り下げられる白いサイボーグや、床がミラー張りの展示室には都市模型のような作品など、広い森美術館に栄える大型の作品が並びます。


「サイボーグ」シリーズと「アナグラム」シリーズ

会場の途中には、イ・ブルの制作スタイルが垣間見えるような「スタジオ」が再現されています。本展のために制作された愛犬へのオマージュ作品「秘密を共有するもの」の模型や数々のドローイングなどが紹介されています。


イ・ブルの「スタジオ」を再現

やなぎみわ、束芋、松井冬子ら、日本での30代から40代の女性アーティストの活躍は目覚しいものがありますが、隣国の韓国で20年にわたって活動をつづけてきたイ・ブルも同世代。今後もますます注目度があがりそうです。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2012年3月1日 ]
 
会場
会期
2012年2月4日(土)~5月27日(日)
会期終了
開館時間
月・水~日曜日10:00~22:00
火曜日 10:00~17:00
(いずれも最終入館時間は閉館の30分前まで)
*展覧会により変更する場合がございます。
*最新情報は、美術館のウェブサイトをご確認ください。
住所
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)
03-5777-8600(ハローダイヤル)
公式サイト http://www.mori.art.museum/
展覧会詳細 イ・ブル展:私からあなたへ、私たちだけに 詳細情報
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