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レポート
知られざる歌舞伎座の名画
山種美術館 | 東京都
この時期だからできる作品展
2010年4月、約16か月にわたる「さよなら公演」を終え、新劇場完成に向けて建替工事が進む歌舞伎座。この時期だからこそ実現できる特別展が山種美術館で始まりました。
亀井至一「山茶花の局(美人弾琴図)」(部分)◇妖艶な美人は明治のたばこ王の妻
左は浅井忠「牛追い」、右は亀井至一「山茶花の局(美人弾琴図)」
会場
GHQの検閲が入った「義経千本桜」台本
会場
会場。台上には六代目中村歌右衛門が楽屋の欄間に描いた「紅白梅図」
洋画家・木村荘八の「歌舞伎もの十八番」
尾形月山「暫」
1階の「Cafe椿」ではオリジナル和菓子も
歌舞伎座の創設は1889(明治22)年。漏電や戦災による喪失を経て、1951(昭和26)年に再建されました。歌舞伎座には企業などから近代日本美術の名品が提供され、著名な画家による日本画や洋画が劇場に飾られ「幕間の美術館」としても楽しまれていました。

会場

歌舞伎座ゆかりの名品を集めた展覧会としては、23年前に小規模な展覧会が開かれたことがありますが、これほど大規模なものは初めてです。また、名品を数多く所蔵している山種美術館が、全て館外品による特別展を開催するのも珍しい試みといえます。

会場

中には、貴賓室や応接室などに飾られ、長らく一般公開されることのなかった横山大観や川合玉堂らの作品も。また、マッカーサー元帥による手紙、歌舞伎役者たちが書画を寄せた「俳優書画帖」、六世中村歌右衛門が自身の楽屋の欄間に描いた「紅白梅」などの資料は初公開となります。

尾形月山「暫」(部分)◇観客の表情が実に味わい深いです

日本画のイメージが強い山種美術館ですが、今回は洋画もあります。高橋由一、浅井忠ら著名な画家の作品に加え、これから評価が進むであろう亀井至一などの作品も。1階のカフェ「cafe椿」では、展覧会にちなんだオリジナルの和菓子も作られ、楽しいひとときが過ごせそうです。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2011年9月20日 ]
 
会場
会期
2011年9月17日(土)~11月06日(日)
会期終了
開館時間
10:00~17:00(入館16:30まで)
※特別展の開館時間は変更になることもあります。
休館日
毎週月曜日(祝日は開館、翌日火曜日は休館)
展示替え期間、年末年始
住所
東京都渋谷区広尾3-12-36
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)
03-5777-8600(ハローダイヤル)
公式サイト http://www.yamatane-museum.or.jp/
展覧会詳細 知られざる歌舞伎座の名画 詳細情報
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