『美少女戦士セーラームーン』は1992年に講談社の少女漫画雑誌『なかよし』で連載開始。その後アニメ化され、幼稚園から中学生の少女を中心に、さらには大人の女性や男性にまで幅広く人気を集めました。
会場に入ると、原作者の武内直子さんによる美しい原画を用いたタペストリーに目を奪われます。作中に登場するムーンキャッスルをイメージした空間で、中央にはフォトスポットがあります。セーラー戦士5人を囲む展示ケースには、様々なメディアミックス作品が勢ぞろい。当時の凄まじい人気が伺えます。
セーラー戦士たちの壮大なストーリーを辿る年表や、ミニムービーで当時のときめきを思い出しながら進んだ先には、カラー化された原作漫画の第一話が展示されています。
エントランスではセーラー戦士たちと記念撮影ができます。セーラームーンの変身グッズや、フィギュアなど様々な玩具が集められたコーナーは、まさにセーラームーンの「博物館」。
グッズの他にも、90年代アニメの5シリーズで実際に使用された名場面のセル画や、設定資料など、展示総数は500点以上の大ボリュームです。会場に流れるアニメの主題歌で懐かしさも倍増します。
《セーラームーン エスカレーション~社会現象となったセーラームーン》展示風景今回ファン垂涎の展示が、武内直子さんによる原画の展示です。『なかよし』連載当時のカラー原画を中心に、コミックスの表紙で使われたものなど選りすぐりの作品が並びます。今回のために描き下ろされた作品も展示。今回は3期に分けて、一部原画の入れ替えがあります。
《美しきセーラームーン原画の世界》展示風景展覧会の最後にはスペシャルショップが。原作イラストを使用した展覧会限定発売のオリジナルグッズ50種類を中心に、ブランドコラボ商品や、先行販売商品などが並びます。商品は売切れの可能性がありますので、入荷状況などの詳細は特設サイトをご確認ください。
また、同フロアにあるカフェTHE SUNではコラボカフェが展開中。作品をイメージしたスペシャルメニューが提供されています。
※こちらで紹介している商品は一例です。セーラームーンの人気は日本にとどまらず、世界各国でも多くの女子の心をつかんでいます。内覧会にも欧米やアジア圏の海外メディアが取材に来ていました。筆者もまさにセーラームーン世代、懐かしさとその変わらぬ魅力に心ときめく取材となりました。
[ 取材・撮影・文:川田千沙・古川幹夫/ 2016年4月15日 ]■美少女戦士 セーラームーン展 に関するツイート