海賊マークがシンボルの週刊少年ジャンプ。若い方からシニア世代まで、人生のある時期にジャンプの作品から何らかの影響を受けた人は少なくないと思います。森アーツセンターギャラリーで開催中の本展では、大ヒット作品が次々に登場。往年の漫画ファンにとっても、たまらないラインナップが揃っています。
会場は「シアターゾーン」から。「伝説のはじまり」と題する映像に、読者を魅了してきたキャラクターが次々に登場します。
続いて「作品体感ゾーン」。この時期のジャンプを支えた作品として、『ハレンチ学園』『男一匹ガキ大将』『シティーハンター』『キャッツ❤アイ』『キャプテン翼』『聖闘士星矢』『キン肉マン』『北斗の拳』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』『Dr.スランプ』『DRAGON BALL』の11作品が紹介されています。
このゾーンでは、原画とともに作品別の演出にも注目。『キン肉マン』では約3万体のキンケシ(キン肉マン消しゴム)を使った巨大なキン肉マンのマスクが展示されています。
「作品体感ゾーン」続く「原画結集ゾーン」では、1968年7月11日に発売された少年ジャンプ創刊号を皮切りに、原画展示52作品・参考展示3作品が解説文付きで紹介されています。
ジャンプにはいくつもの大ヒット漫画が連載されていた事もあり、正直、印象が薄くなりつつある作品もあるので、思わず「あったあった、これ!」と声をあげてしまいそうです。
会場には創刊から1989年までの発行日付きの号1043冊の表紙もすべて展示。アニメ化された作品を紹介するコーナーや、創刊から1980年代までの全作品リストも用意されており、人気企画だった読者投稿コーナー「ジャンプ放送局」も紹介されています。
「原画結集ゾーン」会場最後は「物販ゾーン」。200種類を超えるオリジナルグッズが並び、目移りしてしまいます。
会場に隣接するミュージアムカフェ「THE SUN」では、作品をイメージした9つのハンバーガーも用意されています。
「物販ゾーン」9月1日(金)からは後期展示として、100点以上の展示原画が入れ替え。8点の複製原画も新たに公式ショップで発売されます。
来春開催予定のVOL.2では『DRAGON BALL』『SLAM DUNK』『幽☆遊☆白書』『るろうに剣心』『遊☆戯☆王』など、来夏開催予定のVOL.3では『ONE PIECE』『NARUTO -ナルト-』『DEATH NOTE』『ハイキュー!!』『暗殺教室』などが登場する予定。このコーナーでもご紹介していきたいと思います。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2017年7月13日 ]■週刊少年ジャンプ展 に関するツイート