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レポート
ロードショーとスクリーン 外国映画ブームの時代
国立映画アーカイブ | 東京都
名コピーで大ヒット、逞しかった洋画宣伝
日本で洋画が華やかに銀幕を彩っていた1970年代。大ヒットした映画の影には、外国映画配給会社の逞しい宣伝戦略が欠かせませんでした。「日本における外国映画」に焦点をあてた展覧会が、東京国立近代美術館フィルムセンターではじまりました。
会場内に再現された大劇場の入場口
「御切符売場」は中に入って写真撮影も可能です
ジャッキー・チェン映画のプレスシート集
名作映画のプレスシート、チケット
ゴッドファーザー、燃えよドラゴン、エクソシスト、キングコング
作品ごとのチケット「特別鑑賞券」、いわゆる「前売券」です
「決して、ひとりでは見ないで下さい」のサスペリア。サスペリア2は全く別の映画でした。
1954年の京都宝塚劇場(左)と、1967年の日比谷映画劇場
わが国の映画興行の歴史をひも解くと、戦後は邦画が洋画を圧倒していましたが、徐々に洋画の勢力が大きくなって邦画を逆転。近年は邦画が再逆転している、という流れになっています。

配給収入で洋画が邦画を抜いたのが、1970年代。本展は70年代から80年代に日本を席巻した洋画を、当時のポスターや宣伝材料で振り返る企画です。

この展覧会は、国内資本の外国映画配給会社が加盟している外国映画輸入配給協会の発足50年を記念したイベントで、同協会との共同開催です。


会場

「いわゆる名画ではなく『話題になった映画』という事を重視して資料を揃えた」(主任研究員の岡田秀則さん)というように、ラインナップも個性的。

ゴッドファーザー、地獄の黙示録などの名画から、いわくつきのドキュメンタリー映画「世界残酷物語」や、ホイ3兄弟で有名な「Mr.Boo!」など、B級ともいえる映画も数多く紹介されています。


会場

ポスター類以外にも、プレスシートや「特別鑑賞券」(いわゆる前売券)なども。

現在の映画チケットは印刷が主流。確かに便利にはなりましたが、前売り券のようなワクワク感は無くなってしまいました。


チケットブースに入って写真撮影も可能

会場構成もユニーク。冒頭には大劇場の入場口が再現され、チケットブースに入って写真撮影することもできます。

会場の前には予告編シアターも設置。「小さな恋のメロディ」「エマニエル夫人」「エレファント・マン」など、12本の大ヒット作の予告編が見られます。


「エレファントマン」のサブロク看板が目をひきます

「決して、ひとりでは見ないで下さい」のキャッチフレーズでホラー映画「サスペリア」が大ヒットすると、同じ監督の全く別の映画を「サスペリア2」として配給するなど、商魂逞しかったこの時代。

細かなルールが増えてきた現代から見ると、この元気のよさは羨ましくも感じられます。(取材:2012年4月12日)

サスペリア [Blu-ray]

 

キングレコード
¥ 3,864

会場
会期
2012年4月11日(水)~7月29日(日) ※6月18日~25日は休館です
会期終了
開館時間
◆長瀬記念ホール OZU・小ホール
<開映時間>
作品によって開映時間が異なります。
詳細はHP、またはハローダイヤルにお問い合わせ下さい。

◆展示室11:00~18:30(入場は18:00まで)
◆図書室12:30~18:30(入室は18:00まで)
※新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、当面の間、土曜日も閉室としております。
休館日
◆上映ホール・展示室-月曜日、上映準備期間、
 展示替期間、年末年始
◆図書室-上記に加え、土曜、日曜日
住所
東京都中央区京橋3-7-6
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)
03-5777-8600(ハローダイヤル)
公式サイト http://www.momat.go.jp/FC/fc.html
展覧会詳細 ロードショーとスクリーン 外国映画ブームの時代 詳細情報
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