2018年11月1日(木)、東京・渋谷区の太田記念美術館で「花魁ファッション」展のプレス向け内覧会が開催された。
江戸時代の吉原において、頂点といえる立場だった花魁(おいらん)に着目し、ファッショナブルな装いや、日常の生活を捉えた浮世絵作品を紹介する展覧会。
花魁は美貌である事はもちろん、教養を備え、芸事にも秀でていることが求められ、花魁のもとには武士や裕福な町人なども通ったため、吉原は文化サロンの様相を呈することもあった。
一方でその境遇は過酷でもあり、実情を知る人たちは遊里を「苦界(くがい)」と呼び、その中で生きる花魁たちを修行する達磨や悟りの境地に近い普賢菩薩に例えることもあった。
展覧会ではゴージャスな髪型や贅を尽くした衣装など、独特のファッションに身を包んだ花魁の浮世絵を紹介。浮世絵版画だけでなく、肉筆美人画も多数展示される。
「花魁ファッション」は太田記念美術館で、前期展は2018年11月2日(金)~11月25日(日)、後期展は11月30日(金)~12月20日(木)に開催(前後期で全点展示替え)。観覧料は一般 700円、高校・大学生、500円、中学生以下は無料。
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