東京・文京区の弥生美術館で「画業60年還暦祭 バロン吉元☆元年」が開催されている。
1960年代から70年代にかけて劇画ブームの第一線で人気漫画家として活躍したバロン吉元の作品、約250点を紹介する展覧会。
バロン吉元(本名:吉元正)は1940年、旧満州国生まれ。武蔵野美術大学西洋画科を中退後、漫画家・横山まさみちのアシスタントとなり、ファッションイラストレーターの長沢節にも学ぶ。
1959年に短編「ほしいなァ」が貸本短編誌で入選し、漫画家としてスタート。代表作「柔俠伝」シリーズをはじめ、「どん亀野郎」「黒い鷲」「殴り屋」など数多くの作品を発表したが、漫画の連載を全て終えて、1980年に渡米。
帰国後は漫画制作と並行して「龍まんじ」の雅号で絵画を制作。国内外の展覧会で作品発表を続けている。
展覧会では、初期の貸本漫画時代の原画など、貴重な作品を多数公開。60年に及ぶ創作の歩みを総覧する。会場は一部を除いて、写真撮影も可能。
「画業60年還暦祭 バロン吉元☆元年」は弥生美術館で、前期は2月17日(日)まで、後期は2月19日(火)~3月31日(日)に開催。前後期で、漫画原画作品と、大型絵画作品の一部が展示替えされる。観覧料は一般 900円、大・高生 800円、中・小生 400円。
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