2019年9月9日(月)、東京・墨田区のすみだ北斎美術館で「茂木本家美術館の北斎名品展」のプレス向け内覧会が開催された。
千葉県野田市の茂木本家美術館が所蔵する北斎関連作品を、館外で一挙に初公開する企画展。
茂木本家美術館はキッコーマン創業家の一つである茂木本家十二代当主茂木七左衞門氏(1907-2012)が収集した美術品を展示する館として、2006年に開館。浮世絵や近現代作家の作品など、さまざまな美術品を所蔵している。
展覧会では北斎の代表的なシリーズとして知られる「冨嶽三十六景」「諸国名橋奇覧」「諸国瀧廻り」のほか、「詩歌写真鏡」シリーズや、「木曽路名所一覧」、『北斎漫画』全冊、『富嶽百景』など、さまざまな錦絵・摺物・版本に加え、門人たちの稀少な作品、籔内佐斗司氏による1点ものの北斎の彫刻など、前後期あわせて116点の北斎関連作品を展覧する。
「冨嶽三十六景」シリーズは北斎が70歳代で発表した代表作だが、出版された年が現在でも確定されていないなど、現在でも研究途上。本展では珍しい藍刷版の「凱風快晴」も展示されている。
「北斎没後170年記念 茂木本家美術館の北斎名品展」はすみだ北斎美術館で、2019年9月10日(火)~11月4日(月)に開催。観覧料は一般 1,200円など。
発信:インターネットミュージアム
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