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日立シビックセンター科学館

JR日立駅を下りて東のロータリー側に出ると、中央部が抜けた特徴的な建物が目に入る。この建物の8~9階が、プラネタリウムを併設した日立シビックセンター科学館だ。震災当日は、ちょうど改装工事による休館中。3月19日のリニューアルオープンに向けて、工事は最終段階に入っていた。(取材:2011年11月17日)

地図
日立シビックセンター科学館
日立シビックセンター科学館
http://www.civic.jp/science/
所在:茨城県日立市
開館:1990年12月
フロア:9階建ての8~9階
震源からの距離:265Km
所在地の震度:6強
震災時の状況:閉館中(内装工事会社によるリニューアル工事中)。
おもな被害:スプリンクラー発泡による水害、内部壁面の断裂、防炎ガラスの落下等。展示装置に大きな被害は無し。
再開:2011年7月21日(木)に再オープン。
大揺れの被害は…
「前日の3月10日は、プラネタリウムの報道向け内覧会だったんです。当日夜のテレビや翌日の新聞にも出て、いよいよと思っていたんですが…」(川崎アシスタントマネージャー)

停電で真っ暗になった館内、状況が把握できないまま、頭上からは作動したスプリンクラーからの放水が降ってくる。館内にいたスタッフと工事関係者は、割れた石膏ボードの粉塵が舞う中を館外に脱出したという。建物の前は周辺から避難してきた人が集まっており、中にはスポーツジムのプールから水着のまま逃げてきた人も。内装工事用のワゴン車内で暖を取り、あたりは騒然とした雰囲気になった。

上部が重いという建物の特徴もあって科学館は大きく揺れたが、思いのほか展示物の被害は少なかった。大きく動いて破損した壁面はあったものの、倒れた展示装置は皆無。水による故障もなく、揺れの規模を考えると奇跡的ともいえる。

再開見通しは、未定
ただ、リニューアルオープンを目前に控えていたスタッフにとって、心の痛手は深かった。完成していた広報ツールはすべて幻に。さらに、展示の被害は少なかったが、再オープンまでは思いのほか時間がかかることも分かった。建物の配管にダメージがあり、科学館の吹き抜けに足場を組んでメンテナンスする必要があったのだ。内装工事はその後になるので、具体的なメドが立てられない。

「予約されていたお客様に連絡をすると『再オープンしたら行きたいのですが、いつでしょうか?』と聞かれます。あたたかい声に、答えられない。辛かったですね」(ミュージアムスタッフの高柿氏)




             

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